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学童横断に注意!~信号機未設置~京奈和道の側道

和歌山県橋本市を走る〝京奈和自動車道〟の側道(そくどう=市道北馬場~東家線)が、昨年末開通したが、ここを児童生徒が頻繁に横断するため、地元の北馬場区(小林一也区長)は、危険性の高い交差点2ヵ所に信号機を設置するよう、橋本市を通じて国土交通省に要望している。平成25年度中に1か所で設置される予定だが、もう1か所は未定で、北馬場区民は「くれぐれも児童生徒の横断に注意してください」とドライバーに訴えている。
この側道は、県立橋本体育館の南約100メートむル付近から京奈和自動車道・橋本インターまでの間、同自動車道に沿って走る市道で、下を流れる橋本川や国道371号、南海高野線を一気にまたいでいる。橋本インターに直結し、上下各1車線だが、どの車もかなりのスピードで往来。北馬場区から県立古佐田丘中・橋本高校に通う生徒たちや、付近一帯で遊ぶ小学生たちも、徒歩や自転車で横断していて、危険性がいっぱいだ。
橋本市建設部建設課の話によると、昨年12月21日の開通前に、国交省は北馬場区の同側道の上下各8か所に「学童横断注意」と大きく書いた看板を設置。危険な交差点2ヶ所への信号機設置については、県立古佐田中学校・橋本高校生の通学路となっている交差点に設置するが、東の阿弥陀寺前の交差点への設置については未定。信号機の設置費用は高額なうえ、設置要望は県内各地域から多数出ていて、審査も厳しく、簡単には進まないのが実情。
このため北馬場区の人たちは「側道は非常に便利な反面、車がスピードを出し過ぎるので、児童生徒だけでなく、お年寄りにとっても危険」と心配。小林区長は「側道ができる前から、信号機の一日も早い設置を要望してきました。すでに側道は開通しているので、ドライバーの皆さんには、安全運転で歩行者を守っていただきたい」と言っている。
写真(上)は「学童横断注意」の看板が立つ橋本市北馬場の京奈和自動車道の側道。写真(中)は児童が自転車で渡る危険いっぱいの側道交差点。写真(下)は北馬場付近を走る京奈自動車道の側道。


更新日:2013年3月19日 火曜日 16:35

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