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学問の神様「一句ひねってね」~学文路天満宮

〝学問の神様〟と尊崇される菅原道真公を祀る和歌山県橋本市南馬場821の学文路(かむろ)天満宮で〝社紋〟の紅梅・白梅が開花しはじめている。同神社では投句箱を掲げ、「天神俳句」という題で、参拝者の秀句を展示。菅野一三宮司は「受験のことや、梅のことなど、自由自在に詠んで、投稿してください」と言っている。
同神社は天治元年(1124)の御勧請。道真公は、観世音の化身とされ、〝学問の神〟〝和歌の神〟〝書道の神〟として尊崇されている。
同神社の参道沿いには、梅の古木並木があり、今、紅梅が咲き始め、本殿周辺でも、紅梅と白梅の蕾(つぼみ)が膨らんでいる。
同神社には平成7年、郷土の俳人・岩橋哲也さんが、竹筒で制作した投句箱(高さ約50センチ、直径約12センチ)を掲示。毎年末、参拝者が投句した約60句の中から、岩橋さんが秀句を選び、計9句を額に入れ、元旦から1年間、展示している。
今年、掲げられている「天神俳句」は、「蝋梅の香りをほどく天満宮 芳村恭子」「梅の木に合格祈願のくじ結ぶ 池内正廣」など、参拝者の9句と、「四方の人ここに集まる初天神 岩橋哲也」の選者吟を披露している。
菅野宮司は「今は受験生も、受験生のいる親御さんも、一番大切なシーズンです。当神社では、どうか日頃の勉学が結実するよう祈り、できれば滅多にない季節、その思いを一句したためてください」と言っている。
写真(上)は学文天満宮で開花し始めた紅梅。写真(中)は「一句ひねってください」と投句箱を披露する菅野宮司。写真(下)は学文路天満宮の参道沿いで花開し始めた紅梅。


更新日:2013年3月6日 水曜日 18:39

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