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〝色紙ゴマ〟に園児ら歓声~80歳清水さんプレゼント

「わあ!きれいなコマや」。和歌山県橋本市高野口町名倉1087の清水禎子さん(80)は、12月19日、同市立橋本保育園(田宮明子園長)の園児たちに、手作りの〝色紙独楽(しきしごま)〟70個をプレゼントし、園児たちは大喜びだった。
コマは縦横15センチの色紙5枚を使って、きっちりと折り上げた10センチ角のカラフルな花形。清水さんが毎晩、1個当たり15分かけて、せっせと作ってきたという。
この日、清水さんはコマ35袋(1袋2個入り)を持参し、一人ひとりに「さあ、どうぞ」と手渡した。園児たちが、各自、指先でコマの心棒部分をつまんでひねると、コマは紙製なのに不思議に回り、ブルーやピンクの色に変化。「わあ、まわった!」「きれい、きれい」と大歓声。
また、清水さんが園児の前で、15センチ角の色紙2枚を使って、〝吹き独楽(ふきごま)〟作りっを実演。コマを両手で軸先部分をはさみ、大きく息を吹きかけると、コマは風車のようにくるくる回る。園児たちも、口をとがらせて、〝吹きゴマ〟回しを体験し、大喜び。
田宮園長は「皆さん、上手に回せましたね。いただいたコマは、お家に持ち帰って、回して見せたげてね」と語りかけると、園児たちは「ハーイ」と元気よく返事。さらに、ぺこんと頭を下げ、「おばあちゃん、ありがとうございました」と礼を述べていた。
清水さんは園児たちと、やさしく握手を交わし、「この子供たちの笑顔を見ますと、またまたコマを作ろうという元気が湧いてきました」と、にっこり微笑んでいた。
清水さんは約8年前、地元のイベント講習で独楽作りを習得。それ以来、毎年、約500個の色紙コマを制作し、小学校や社会福祉施設などに寄贈。春は橋本市高野口町の庚申山(こうしんさん)のさくらまつりで、花見客にプレゼントし、喜ばれている。
写真(上)は清水さんが橋本保育園にプレゼントした色紙コマ。写真(中)は清水さんから色紙コマの回し方を教わる園児たち。写真(下)は清水さんが作った〝吹きコマ〟に息を吹きかけで回す園児たち。


更新日:2012年12月19日 水曜日 18:34

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