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高野口の歴史・文化学ぼう~初講座・初検定実施へ

「町の発展は、郷土の歴史・文化・を学ぶことから」と、和歌山県橋本市高野口町で、高野口町検定実行委員会(大家勝委員長)が発足し、平成25年1月に歴史・文化などの検定講習会を開催、2月に検定試験を行うことになった。同実行委では「ふるさとへの愛着と誇りを再認識し、地域資源が次世代に引き継がれるように」と、参加を呼びかけている。
高野口町は、古くは高野山麓の宿場町として栄え、今は伝統織物の「再織(さいおり)」や「パイル織物」の産地として名高い。
郷土史家・瀬崎浩孝さんによると、高野口町は「嵯峨の滝」「修験道の道」「嵯峨谷の神踊り」「信太神社のクスノキ」「応其平野」「名古曽廃寺」「再織技法」「庚申山」「前田邸」「葛城館」など、自然や歴史、文化の宝庫である。
高野口検定の受験資格は、中学生以上で、住所や勤務地は市内外を問わない。検定講習会は1月19日(土)午前9時~午後4時(昼休みを含む)、高野口地区公民館で開催。資料配布を受けて、高野口町内の自然、地域、歴史、文化、織物、芸術などを学ぶ。
検定試験は2月17日(日)午前10時から90分間、同公民館で実施。高野口町内の自然、地域、歴史、文化、織物、芸術などに関する四者択一方式の100問が出題される。
合格者には認定書を授与。認定書には成績順に1級、2級、3級…と表記される。1級は90点以上、2級は70~89点、3級は50~69点の成績で決まる。
申し込みは平成24年12月20日(木)まで。申し込み方法は、高野口町商工会か高野口地区公民館で、所定の申し込み用紙に氏名、住所、生年月日、学校または勤務先などを記入、受験料(中学生・高校生500円、その他一般1000円)を添えて提出。郵送の場合は、申込書と受験料を添えて現金書留で送る。検定講習会は受験者が受講(無料)できる。各自弁当持参だが、希望者には500円程度の弁当手配をしてもらえる。
同検定実行委では「あなたの“高野口通”の度合いを認定する検定試験です。この検定試験が、高野口町の歴史や文化を学び、ふるさとへの愛着と誇りを再認識するとともに、地域の資源がいつまでも引き継がれていく機会になることを願っています」とし、支援部担当の笠原英治・橋本市商工観光課長は「古里のことを楽しく学べると思いますので、ぜひ、大勢の参加をお願いします」と言っている。
問い合わせは、高野口町商工会(電話073642・2943)、高野口地区公民館(電話0736・33・3111)。
写真(上)は、JR和歌山線高野口駅前の葛城館。写真(中)は嵯峨谷の神踊りの1シーン。写真(下)は信太神社の大楠。


更新日:2012年11月23日 金曜日 09:42

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