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神輿渡御や浦安の舞~28日、子供の成長祈り大祭

和歌山県九度山町慈尊院835、丹生官省符(にゅうかんじょうぶ)神社(宮崎志郎宮司)の大祭〝官省符祭〟は、10月28日午前10時から営まれる。同大祭は〝ひとえに子どもの成長を祈る祭り〟で、宮崎宮司は「ご家族そろってお参りください」と言っている。
同神社は816年(弘仁7)に弘法大師・空海が創建。北隣りには高野山別格本山・慈尊院がある。午前10時から、神殿で献茶・献花、巫女姿の小学生による〝浦安の舞〟を奉納。午後1時から地元の真田太鼓や、詩舞、地元の若者たちによる紀州やっちょん踊りなどが披露される。
午後2時から、祭りの本願である「當年児(とうねんご)1年間に生まれた赤ちゃん=ご祈祷」の受付があり、同2時40分から、神官が當年児の額(ひたい)に朱色(丹生)で、男の子には「大」女の子には「小」の文字を書き、健やかな成長を祈った後、境内の櫓(やぐら)の上から大餅投げ。
午後3時半頃から〝神輿渡御(みこしとぎょ)〟を行い、大麻(おおぬさ)を先頭に唐櫃(からひつ)を持つ人、高張(たかはり)=ちょうちん=を提げる人、斎主・宮崎宮司、御幣(ごへい)、當年児を抱いた親御さんらの行列が、同神社から紀ノ川べりの〝宮の浜・嵯峨浜(御旅所)〟まで練り歩く。
〝官省符祭〟は昔、橋本・伊都地方の〝荘園最大の祭礼〟と言われ、紀伊名所図会(天保年間)にも描かれている。行列が練り歩く姿は、時代絵巻さながらの光景で、毎年、大勢の参拝・観光客でにぎわっている。
写真(上)は昨年の〝官省符祭〟で石段を降りる〝神輿渡御〟の行列。写真(中)は昨年の〝浦安の舞〟。写真(下)は〝官省符祭〟を控えた丹生官省符神社。


更新日:2012年10月26日 金曜日 12:27

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