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満開のコスモス、心癒す…古民家カフェレストラン
古民家の中から、自然の風光を楽しんでもらおうと、今年オープンした和歌山県かつらぎ町新城1035の「フラワーガーデンAraki&カフェ・ラ・マードレー」=荒木啓子さん(59)経営=の広大な畑で、今、コスモスの見頃を迎え、大勢の観光客らが秋の風情を満喫している。
荒木さんは大阪出身で、生年月日による〝占いカウンセラー〟として全国的に活躍。平成22年(2010)11月、様々な悩み事を抱える人たちの心を癒したいと、約9900平方メートルの土地(古民家付き)を買収。これを整地して、春は水仙、夏はカサブランカ、秋は萩などのフラワーガーデン、古民家はカフェレストランに改装し、今年5月にオープンした。
さらに、その隣の土地(約6600平方メートル)を借りて、コスモスを栽培。今は、無数とも言える程の、ピンク色の花を咲かせ、秋日の下、山間部を彩っている。
カフェレストランは、銅版葺き屋根の、木造平屋の古風な日本建築。座敷や特別室、フロア、縁側に計約50席、表に立てた日除けパラソル6本の下にも、計24席が設けられ、コーヒー、ジュース、ランチ定食、パスタなどを提供。訪れる家族連れやカップルらが、ゆったりと飲食・歓談しながら、自然の風光を愛でている。
同店の休みの日には、荒木さんによるセミナー「生命のテーマ」や、ピアノ演奏、声楽(オペラ)コンサートなども開催、大勢のファンでにぎわっている。荒木さんは「私たちは〝おとなの癒し〟を大切にしています。今はコスモスが満開、気軽にお越し下さい」と、明るい笑顔を見せている。
同店は、車で、かつらぎ町の国道24号・笠田駅前交差点を高野山方面に走り、二つ目のトンネル(志賀高野山トンネル)を抜けて、すぐ花坂西交差点を右折、約2分走った左側。
オープン=午前10時~午後7時。定休日=毎週月曜日(祝日の場合は翌日定休)。冬季(12月末~3月末)は休業。問い合わせは同店(電話&ファックス0736・26・0088、携帯090・3485・7293)。
写真(上)は満開状態のコスモス畑=向こう側がカフェ・ラ・マードレー。写真(中)は古民家の店内でフラワーガーデンやコスモスを楽しむ家族連れ。写真(下)はフラワーガーデンから見たカフェ・ラ・マードレー。