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本寄贈251冊・熊本さんに「小さな親切」実行章

公益社団法人「小さな親切」運動本部(田中義具代表)は、和歌山県橋本市のJR橋本駅構内の「ゆかいな図書館」(阪口繁昭世話人代表)へ、計84回にわたり図書計251冊を寄贈した山口県山口市の熊本真一さんに対し、阪口代表を通じて、「小さな親切」実行章を贈った。
熊本さんは、山口県宇部、小郡両市の消印の匿名・郵便で、平成22年(2010)4月から、今年8月27日までの間、同図書館・世話人代表の阪口繁昭さん方へ、計83回にわたり、宅配便代計2万8220円をかけ、図書249冊を送付。それらはすべて匿名だったが、最後の〝締めくくりの便〟には「これをもって最後の寄贈とします」と記した文を添付。その時、初めて住所、氏名を明かしていた。
阪口さんは「図書を寄贈してくれる〝善意の人々〟には、必ず御礼状を出していますが、この匿名の方には、どうすることもできず、悶々としていました。今回やっと、念願のお名前がわかったので、実行章の授与を申請したところ、運動本部は直ちにその功績を評価してくれました」と喜ぶ。
驚いたのは9月25日、再び「「神との対話」(原作=ニール・ドナルド・ウォルシュ、作詞=円茂竹縄)など図書2冊が、阪口代表方に届いたこと。そこには「過日、関西に用事があり、数年ぶりに橋本駅の文庫をのぞきました」と記し、「今は高頻度で(図書を)送れていますが゛、いつ自分個人の事情が変わり、送る頻度が減らないとも限りません。その際は、ご容赦下さい。今後も文庫を応援しています」という意味の文を添えていた。
阪口さんは「熊本さんは、これからも図書を贈ってくれる。それは誠にうれしいが、無理はしないように…」と気遣い、9月27日、感謝の手紙を「小さな親切」実行章に添えて梱包、29日に送付。
「熊本様のお陰で、多くの読書ファンが、沢山知識を身につけることが出来たと思います。ありがとうございます」と謝辞を述べていた。
「ゆかいな図書館」は、1998年9月、同駅の待合室を改造してオープン。橋本市教委が、非行の温床となっていた待合室を「図書館にしては」と発案。非行防止運動や駅前の清掃奉仕に働いていた阪口代表が、JR側に懇願して、全国でも珍しい「駅構内の民営図書館」が実現した。本の持ち帰りや返却を「自由」としたため、図書は減っていく一方だが、全国の人々の寄贈本で補充。乗降客の好評を博している。
写真(上)は熊本さん宛ての感謝の手紙を書く「ゆかいな図書館」の阪口代表。写真(中)は熊本さんに贈られる「小さな親切」実行章と熊本さん寄贈の図書の一部。写真(下)は「ゆかいな図書館」。

更新日:2012年9月27日 木曜日 16:41

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