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紀ノ川にやっと秋景色…鰯雲や雲の連なり

幾つもの浮雲を連ねたような、途方もなく長い雲が、9月5日、和歌山県橋本市の紀ノ川の空に発生し、晩夏から初秋にかけての、微妙な季節の変わり目を感じさせた。
この日正午ごろ、同市向副の紀ノ川の磧(かわら)に立つと、左手の橋本橋の上には鰯雲(いわしぐも)、南岸の国城山の空には入道雲、さらに橋本橋から奈良南部にかけて、紀ノ川沿いの空に連綿と浮雲が連なっている。いずれの雲も本来の形を崩し、刻々と変化していた。
紀ノ川北岸には、つい数年前まで、旧家が軒を連ねていたが、今は街の再開発事業で次々と撤去、古き良き時代のたたずまいはもうない。ただ、道路拡幅や護岸工事が進み、JR南海橋本駅から、少し歩くだけで、紀ノ川の親水堤に出られれば、都会の雑踏や、車の排ガスに悩む人たちが、どっと遊びに来るに違いない。
河川敷では、猫じゃらしや相撲草などが生え、岩場ではアユ漁の人影が、眩しい光の中で動いている。先のお盆には、ここで打ち上げ花火や灯籠流しの〝最後の紀の川祭り〟が行われたばかり。そのにぎわいぶりが、まるで嘘のように、川風が吹き、水音が聴こえていた。
連綿と雲のつらなる秋の川
橋の上の鰯雲見て深呼吸
(水津順風)
写真(上)は紀ノ川沿いの空に浮雲の長い連なり。写真(中)は街の再開発工事が進む紀ノ川北岸の風景。写真(下)は紀ノ川の橋本橋の空にわずかに姿を見せた鰯雲。

更新日:2012年9月6日 木曜日 08:54

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