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これが日本の盆踊り…妙楽寺〝地蔵盆・灯ともし〟

和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺(岩西彰真住職)所領の愛宕大権現(あたごだいごんげん)・愛宕山で、8月24日、地元有志80人でつくる「あたご会」主催の〝地蔵盆・灯ともし〟の行事が営まれ、古き良き時代の盆踊りが、誰に見せるということでもなく、粛々と行われた。
愛宕山のお堂には本尊・将軍地蔵を安置。周辺には約60本の色とりどりの旗が掲げられ、約80段の石段や参道には、「家内安全」「無念無想」などと祈念文を書いた約160基の置灯籠がともされた。
日が暮れると、境内中央の櫓(やぐら)の四方に、あかあかと提灯(ちょうちん)がともり、地元の大人も子どもも美しい浴衣姿で登場。橋本音頭や炭坑節などの音頭に乗って、〝日本人の美〟ともいうへき恥じらいの姿を漂わせながら、しなやかに踊った。
子どもたちは、テント張りの店で、おでん、焼きそば、フランクフルト、かき氷、綿菓子などを、親御さんらと一緒に味わい、今年初めて設けられた〝金魚すくいコーナー〟では、丸網の紙が破れないように、上手に金魚をすくい上げていた。
この〝地蔵盆・灯ともし〟の行事は、終戦後、長らく途絶えていたが、6年前に〝あたご会〟が復活させた。笹山積穂会長は「皆さんのお陰で、年々盛り上がっています。ぜひ、この伝統を次世代に受け継ぎたい」と話した。
森下功区長は「妙楽寺は利生護国寺と同じ古い歴史を持つ真言律宗の名刹。最近確認された同寺の観音菩薩立像は、奈良時代後期~平安時代初期の、仏教界の宝物です。その寺の伝統行事が、このように楽しまれるようになって、本当にうれしいです」と喜んでいた。
写真(上)は愛宕山の盆踊りで、品よく踊る女性たち。写真(中)は愛宕山の石段を飾る置灯籠。写真(下)は愛宕山で金魚すくいを楽しむ子どもたち。

更新日:2012年8月25日 土曜日 10:25

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