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隅田名物「門前夜市」6月9、7月9、両日開催
和歌山県橋本市隅田町の〝隅田中央商店街〟で、6月9日(土)と7月9日(月)両日の午後6~9時、隅田八幡神社参道前の商店街名物「門前夜市(もんまえよいち)」が開かれる。雨天の場合は19日に延期。長引く不況風で、全国的に商店街が〝シヤッター通り〟となる中、珍しく同商店街は全店結束、活気がみなぎり、同商店街振興組合の上田良治理事長は「もっと街を盛り上げたい。ぜひ、昔懐かしい夜店に足を運んでください」と言っている。
同商店街は、両日とも午後6時、打ち上げ花火を合図に、隅田八幡神社参道・旧大和街道沿いで「門前夜市」を開催。金魚すくいや綿菓子、かき氷、たこ焼き、たまご煎餅(せんべい)など、12軒の露店が並ぶ。
7月9日は、やはり露店12軒が出店するほか、商店(正会員)も営業、表でスマートボールや虫売り店などを出店する。郵便局隣の広場では、ビールやジュースなどとともに焼き鳥、フランクフルト、冷やしそうめんなどの屋台、いす席を設営。家族連れやグループが飲食と会話を楽しむ。
夜市の舞台は、JR和歌山線・隅田駅から徒歩で約7分。マイカーで訪れる場合、周辺には田中医院、火伏医院、JA紀北かわかみの計約150台収容の駐車場がある。
「門前夜市」は昭和55年(1980)に始まり、今回で32回目の伝統がある。とくに今は、京奈和自動車道・橋本東インターチェンジができ、南海・高野線・林間田園都市駅付近から隅田町垂井の国道26号まで、市道慶賀野~垂井線が開通して以降、「門前夜市」
はにぎわいを見せ、地元のあやの台はじめ、紀見ケ丘、三石台、小峰台、城山台などの新興団地からも、家族連れが遊びにきている。
上田理事長は「夏の風物詩、夜店までが消えていく時代、やっぱり夜店は大切にして、子どもたちに楽しい思い出の場をつくりたいものです。ご協力をお願いします」と話した。
写真(上)はチラシに刷られた門前夜市の楽しそうな家族連れのイラスト。写真(中)は〝門前歴史交流館〟に立てられた「門前夜市」のPR旗。写真(下)は「門前夜市」が開かれる旧・大和街道。