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高野山・青葉娘〟お披露目…15日、祭典で散華
高野山(和歌山県高野町)の開祖・弘法大師(空海)の降誕会「青葉まつり」(6月15日)を控えて、祭典を古式豊かに飾る「青葉娘」が決まり、6月1日、高野山真言宗総本山・金剛峯寺でお披露目された。
今年の「青葉娘」は、介護職員の竹本綾奈さん(19)=高野町高野山、土産物店店員の牧野智恵さん(18)=同、銀行員の長岡里紗さん(19)=橋本市隅田町、高野町役場職員の新谷麻衣さん(24)=高野町中筒香の4人。
青葉まつりは15日(金)午前9時から、高野山・大師教会で法要が営まれた後、高野山・一の橋から金剛峯寺までの目抜き通りで、「花御堂渡御」「稚児行列」「大師音頭」などの約1500人の行列が練り歩く。
青葉娘4人は「花御堂渡御」に登場し、千早装束姿で、山車の上から絵札をまく〝散華(さんげ)〟を行い、沿道の人々の幸せを祈る。
この日、千早装束姿で登場した竹本さんは「あこがれの青葉娘になれてうれしい」、牧野さんは「千早装束の着心地は最高」とにっこり。4人とも「全国の人たちに高野山の魅力を知ってほしい」と張り切っていた。
なお、6月14日(木)には、青葉まつり〝前夜祭〟が行われ、午後6時から「奉燈行列」が練り歩き、同6時からは一の橋、同7時から大伽藍で、それぞれ「祈りの唄」をささげる。
一方、14、15両日午前9時から、金剛峯寺で「奉讃展」を開催。「仏画展」(仏画愛好会)、「書道展」(高野山大学・専修学院)、「写真展」(光生会)、「いけ花展」(華道高野山)、「和のお細工展」(竹井律子刺繍クラブ)がある。14日午前9時から、大師教会で献花、献茶、金剛峯寺でお茶会がある。
写真(上)は高野山開創1200年記念大法会のマスコットキャラクター「こうやくん」とともに記念撮影する「青葉娘」(左から竹本さん、牧野さん、長岡さん、新谷さん)。写真(下)は高野山内がひと目でわかる「高野山ガイドマップ」。