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野アザミ、畦に刈り残す…自然農法家・中山さん

和歌山県橋本市恋野の田園地帯にあるカフェ&ギャラリー「藪椿(やぶつばき)」わきで、雑草を刈った畦道に、8株の野アザミが、すっきりと刈り残されていて、訪れる人たちが、その美しさに見入っている。
畦道は「藪椿」を経営する新田綾子さん所有の田んぼの北側にあり、ここを耕作している近くの自然農法家・中山隆士さん(55)が、畦道の草刈りをした時、咲き誇っている野アザミに気づき、花の命を思うとともに、「藪椿」の表を殺風景にしないようにと考えたという。
野アザミは今、100輪ほどの紫の花を咲かせていて、まだまだ沢山の蕾(つぼみ)がついている。天候次第だが、見頃は来月上旬まで続きそう。
一方、中山さんは一昨年まで、橋本市役所近くで20年以上にわたり、〝カイロプラクティック〟を開院した療術師でもある。今は、自宅周辺の田畑で、農業に打ち込み、収穫した〝自然農法米〟は「藪椿」の店内にも、置かせてもらっている。
新田さんは「お客さまは、刈り残してくれた野アザミを、きれいと言って、眺めてくれますし、お米も〝おいしくて安心安全〟と好評です」と話し、中山さんは「療術は体の外から、食物は体の中から、人を健康にします」と、自然農法&療術師らしく、明るく笑った。
自然農法米は1袋(5キロ)2000円、減農薬米は1袋(5キロ)1500円=いずれも税込み、送料別。希望の場合は中山さん(携帯電話=090・8520・2768)。
写真(上)は畦道に美しく刈り残された野アザミと中山さん(右向こうは古民家を改造した「藪椿」)。写真(中)は紫色に咲く野アザミ。写真(下)は畦道に刈り残された8株の野アザミ。


更新日:2012年5月23日 水曜日 08:31

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