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玉川峡に〝筧(かけい)〟設置~岩清水をどうぞ

渓流釣りの本場、和歌山県橋本、九度山、高野の3市町を流れる玉川峡(紀伊丹生川)沿いに、岩清水で手を洗えるように「筧(かけい)」の仕掛け作業が行われている。玉川漁業協同組合の上西進組合長は「本来、釣り上げたアユやアマゴが弱らないように、容器に水を注ぐためのものですが、観光客の皆さんは自由に使ってください」と言っている。
最初に取り付けたのは、橋本市彦谷の玉川北岸を走る国道沿いの山すそ。高さ20メートル付近の、岩盤の割れ目から、清水が噴き出していて、岩肌を一筋に勢いよく流れ落ちている。
上西さんは、直径約10センチの青竹を半分に割り、節(ふし)を取り除いて、長さ約2・5メートルの樋(とい)を制作。その一方の先を岩肌に当て、もう一方の先付近を、別の竹で支える形に組み立てた。
岩清水は、この真新しい筧を伝い、筧の先端から次々と落ち、道路わきからでも手が洗える。アユ缶であれ、容器であれ、簡単に汲み取ることもできる。
上西組合長の話では、岩清水が湧き出している場所は、橋本市北宿の市設民営「やどり温泉いやしの湯」上流の河合橋~下流の九度山町河根の約18キロ間で、約100か所にのぼる。今後、適当な場所を選びながら、順次、筧を取り付けることにしている。
上西組合長は「例えば、釣れたアユを入れておく〝アユ缶〟の水の温度が上がると、アユが弱るので、この冷たい水を補給して、アユを生き生きさせます。観光客の方々も、手を洗うなど自由に使ってください」と話し、「飲料水としてすすめる訳にはいけませんが、私は、この水でコーヒーやお茶を沸かして、おいしく味わっています」と、山の水の良さをアピールしていた。
写真(上)は、勢いよく流れ落ちる筧の岩清水。写真(中)は、岩清水を汲み取る筧を取り付けた上西組合長。写真(下)は、ほとばしる玉川峡の岩清水。

更新日:2012年5月20日 日曜日 08:28

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