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〝古里のれんげ摘み〟園児ら大喜び~辻本区長の畑
和歌山県橋本市隅田町の認定こども園「すみだこども園」(佐々木和代園長)と同県九度山町の町立九度山保育所(中谷一美所長)の子どもたち計78人は、5月1日、同市恋野の区長・辻本賢三さん(76)所有のれんげ畑で、〝古里のれんげ摘み〟を楽しんだ。
れんげ畑は、辻本さんの家の南北両側にある計約2000平方メートル。今春、地元の「すみだこども園」が、恋野、兵庫、山内、隅田の4幼稚園と、すみだ保育所を統合して開園。辻本さんが「古里の春を実感してもらおう」と〝れんげ摘み〟を企画した。
昨年11月に約5キロの種をまいたところ、れんげ草は高さ約50センチにも育ち、遠くから眺めると、まるでピンクのジュウタンを敷き詰めたような美しさ。
この日、子どもたちが、辻本さんの家の前に集合。辻本さんが「みなさんゆっくり遊んでね」と挨拶すると、子どもたちは全員「れんげ草を育ててくれてありがとう」と口をそろえ、かわいくお辞儀。さっそくれんげ畑に踏み入った。
子どもたちは、手の中いっぱいに、れんげ草を持ち、紋白蝶が飛び交う畑を走り回る。先生に教えてもらって、〝花輪のネックレス〟を作る。さらに、先生が草笛を作って、美しい音色を聴かせると、子どもたちは、それを必死で真似ていた。
辻本さんは「みんな今年の春を満喫してくれたと思います」と、畑ではしゃぐ子どもたちの表情を眺めていた。
写真(上)は〝古里のれんげ摘み〟を楽しむ子どもたち。写真(中)は「こんなに摘んだ」と自慢する子どもたち。写真(下)は先生に見習って草笛を吹く子どもたち。
更新日:2012年5月1日 火曜日 15:03