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園児ら〝ゴミ収拾〟活動~その姿でポイ捨て減る
和歌山県橋本市の市立橋本幼稚園(松下通代園長)の園児たちは、毎月1回、周辺のまちの〝ゴミの収拾活動〟を行い、市民から「園児たちが、がんばると、通行人のゴミのポイ捨てが少なくなる」と、称賛されている。
同幼稚園では、約10年前から実施。4、5歳児計30人が、午前9時に幼稚園を出発。近くの市役所、教育文化会館、スーパーマーケット裏などに出向く。それぞれ手袋をはめたり、コミをつまむハサミを持ったりして、紙くず、ペットボトル、たばこの吸殻などを拾い集め、先生の持つゴミ袋に入れる。
この後、園内で満水にしたタライを囲み、それぞれハサミを洗浄。手もきれいに洗う。久保みどり教諭は「このゴミ収拾活動で、園児たちはまちにゴミを捨てなくなります。また、ゴミ集めをする園児たちの真剣な姿を見ると、大人たちも、ゴミを捨てられなくなるようです」と話していた。
写真(上)は橋本市役所周辺でゴミ収集活動をする橋本幼稚園の園児たち。写真(中)はゴミ収拾に元気いっぱいの園児たち。写真(下)はゴミ収拾の後、ハサミを洗浄する園児たち。
更新日:2012年3月5日 月曜日 21:03