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竹馬や輪ころがし…橋本小児童ら〝昔遊び〟体験
竹馬や輪ころがし、ペッタンコなど、昔懐かしい子どもの遊びを次世代に伝えようと、和歌山県橋本市古佐田の「古佐田老人クラブ」(池永恵司会長)は2月3日、地元の橋本市立橋本小学校(南知孝校長)の3年生児童と〝昔遊び交流会〟を開いた。
先ず、同校体育館に同老人クラブの会員13人(70~80歳代)と児童50人が集合。池永会長が「今から60数年前、おじちゃんたちが子どもの時代は、テレビもテレビゲームもありません。そこで竹馬や竹とんぼ、何でも自分たちで作って遊びました。だから遊びはとても上手になりましたよ。さあ、一緒に遊びましょう」と語りかけた。
児童らは早速、体育館での遊び、運動場での遊びに分かれ、会員たちの指導で昔遊びを体験した。青竹に伐って作った「竹馬乗り」、自転車のリムを使った「輪ころがし」、いろんな図柄の絵札をひっくり返す「ペッタンコ」、紙コップを糸でつないだ「糸電話遊び」のほか、「縄跳び」、「お手玉」、「コマ回し」、「おはじき」など、昔懐かしいものばかり。
遊具類は、すべて会員らが揃え、竹馬や竹とんぼなどは、会員が制作した。
児童らは、何度も失敗しながら、竹馬乗りや輪ころがし、ペッタンコなどに挑戦。みんな〝昔遊びの天才〟のようになり、活気でいっぱい。池永会長は「この交流会は、10数年前から毎年2回、橋本小学校の3年生を対象に続けています。皆さんは、きっと忘れないで、語り継いでくれることでしょう」と期待する。
南校長は「老人会の皆さんのお陰で、社会科教育の一環として、子どもたちに〝昔遊び〟を体験させています。この後は、橋本市立郷土資料館で、昔遊びの遊具類を見学し、改めてその素晴らしさを学ぶことにしています」と話した。
写真(上)は池永会長に竹馬乗りを教わる女の子。写真(中)はペッタンコに挑む子どもたち。写真(下)はなかなかうまく行かない輪ころがし。