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ボランティア体験フェア楽し~紙芝居や手話通訳

ボランティア活動の盛んなまち、和歌山県橋本市の橋本市教育文化会館で、1月29日(日)、第15回「ふれて・学んで・楽しんで ボランティア体験フェアー」(橋本市社会福祉協議会ボランティアセンター、橋本市ボランティアサークル連絡協議会主催)が開かれた。
邦楽グループ「和楽音」による尺八と琴のオープニング演奏の後、同サークル連絡協の山本みや会長が、東日本大震災の被災地でのボランティア仲間の話を紹介し「さらに絆(きずな)を深めたい」と挨拶。同社会福祉協議会の中西健会長も、同震災と紀伊半島の大水害の被災地でのボランティア活動を紹介し、「一人でも多くボランティアサークルに登録してください」と訴えた。
午前は、ボランティア協力校の応其小学校と、隅田小学校の児童・教諭による活動発表があり、続いて〝手話サークルおやゆび・こゆび〟による紙芝居「ヘレンケラー」が上演され、会員約20が次々と交代で手話でセリフを語り、次に〝テープはしもと〟による朗読発表「聴耳頭巾(きくみみずきん)」が披露され、大きな拍手を浴びた。
午後は、〝ハローグループ〟による寸劇「私たちはだまされない~悪徳商法にご用心」の迫真の演技が、参加者に〝用心〟を植え付け、ベローズフェロー(じゃばらなかま)がアコーディオン7曲を演奏、参加者たちはそれを伴奏に「瀬戸の花嫁」などを歌った。
これら舞台の模様を〝手話サークルおやゆび・こゆび〟が手話通訳し、〝要約筆記サークルS.A.T〟がパソコンでセリフを同時文字化、スクリーンに映し出し、耳の不自由な人たちに終始、感動をもたらした。
一方、体験コーナーでは〝作品作りボランティア サンフラワー〟による折り紙、〝カードボランティアすみれ〟によるピッタンコハガキ作り、〝NPO法人橋本コンディショニング・コーディネーション・クラブ〟による「足裏からわかる重心測定と足つぼ体験」、〝点字サークルてんとう虫〟による点字で名刺作り、〝はしもと傾聴ボランティア 青い鳥〟による「あなたの愚痴 何でも聴きます」などが行われ、参加者らは思い思いに挑戦。〝中下なでしこ会〟〝ほのぼの会〟〝ことぶき〟などによる食べ物コーナーでは、家族連れや若いグループなどが、柿の葉寿司や豚汁を食べながら、今回のフェアの楽しさを話し合った。山本会長は「天候もよく、大勢に参加いただき、うれしい。今後もボランティア同士の交流を深め、ボランティアに共鳴してくれるよう頑張りたい」と話した。
写真(上)は手話サークルおやゆび・こゆびによる紙芝居「ヘレンケラー」。写真(中)楽しさいっぱいの折り紙体験コーナー。写真(下)は朗読発表「聴耳頭巾」。


更新日:2012年1月29日 日曜日 21:37

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