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心身清浄にして元旦を…丹生都比売神社で大祓式
人々の罪やけがれを紙人形に託して清浄にする「大祓式(おおはらえしき)」が12月31日、和歌山県かつらぎ町上天野203の世界遺産・丹生都比売(にゅうつひめ)神社(丹生晃市宮司)で営まれる。
紙人形とは、同神社が半紙を人形(ひとがた)に切り抜いて制作した「大祓人形(おおはらえひとがた)」で、12月中、同神社境内に用意して受け付けている一方、いろんな事情で神社に出向けない人たちに、郵送するなどしている。
希望者は「大祓人形」に氏名、年齢(数え年)を記入して神社に差し出す。神社はこれをとりまとめ、31日午後3時から、古式にのっとり、丹生宮司らが「大祓式」をとり行う。「大祓式」は「歳越の祓(としこしのはらえ)」とも言い、一人ひとりがこの半年間に、知らず知らずにおかした罪穢(つみけが)れを、神職が大祓人形に移し、祓い清め、健康と弥栄を祈る。「大祓人形」は、式の前日までに、持参または郵送。大祓の初穂料1000円以上の志納については、大祓御幣(ごへい)が贈呈される。
丹生宮司は「どうぞ心身清浄にして新年をお迎えください」と言っている。
写真(上)は半紙で作られた大祓人形(中)は丹生都比売神社境内の受付所(下)は丹生都比売神社
更新日:2011年12月29日 木曜日 14:16