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元「紀伊見荘」民間企業に売却…来春、営業開始へ

    閉鎖直前の元・国民宿舎「紀伊見荘」
    閉鎖直前の元・国民宿舎「紀伊見荘」
    閉鎖直前の元・国民宿舎「紀伊見荘」
    多くの観光客やハイカーらに愛された紀伊見荘の風呂(元温泉)
    四季の山峡風景が美しい紀伊見荘からの眺め
    四季の山峡風景が美しい紀伊見荘からの眺め

かつては温泉客やハイカーに愛されながら、今春、累積赤字を理由に閉鎖していた和歌山県橋本市矢倉脇の元・市設民営国民宿舎「紀伊見荘」について、12月6日、同市は同施設を「株式会社日本ホテルソリューションズ」(西田和彦社長=東京都中央区日本橋堀留町1の6の3)に売却したことがわかった。同日開かれた市議会本会議で、松浦健次議員の一般質問に対し、岡松克行経済部長が「売買契約を締結した」と答えた。同社は施設をリニューアルしたうえで、来春には「宿泊施設&風呂」の営業を開始するものとみられる。
元「紀伊見荘」は、1969年(昭和44)に開設。鉄筋コンクリート4階建てで、大小宴会室、会議室、カラオケ室、コインランドリー、車イス用昇降機、障害者用トイレなどが整備された建物。温泉は、地盤の変化で湧出量や、泉質が不足し、今は温泉法上、除外されている。
市商工観光課の話によると、同施設は2006年4月から、地元の人たちで作る社団法人・根古川振興協会が、指定管理者となり、運営してきた。2009年度は800万円、昨年度は1500万円の純益(単年度黒字)となったが、指定以前からの過去の度重なる増設や大改築などにより、累積赤字が大きくなり、昨年、市に対し「撤退」を表明。
同市は3月末で同施設を閉鎖するとともに、改めて▽宿泊事業を継続する▽風呂、専用水道を継続する▽2012年4月1日に営業開始すること…などを条件に、同施設の買収相手を公募。厳重審査のうえ、同社に2038万5500円(消費税込み)(内金200万円)で売却することになり、12月5日、双方で売買契約を締結した。
関係者の話では、同社は新たに〝株式会社紀伊見荘(仮称)〟を設立し、畳替えや内装・外装を一新したうえ、宿泊施設&風呂の営業を行う予定。市商工観光課は「当市としては、県立体育館があるのに宿泊施設が不足しています。4年後には和歌山国体もあるので、同施設の開業、運営には、全面的に支援していく方針です」と話した。
元・紀伊見荘は、南海高野線・紀見峠駅に近い山峡にある。閉鎖間際まで、世界遺産・高野山参拝や紀北地方の観光客、岩湧山系のハイカーらでにぎわっていただけに、「もう一度、観光拠点に」と期待されている。

更新日:2011年12月6日 火曜日 21:40

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