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山里に串柿の天日干し~23日〝串柿まつり〟

    四郷地区で天日干しされている串柿の玉すだれ
    四郷地区で天日干しされている串柿の玉すだれ
    四郷地区で天日干しされている串柿の玉すだれ
    機械で柿の皮をむく女性
    串柿を細縄でくくり〝玉すだれ〟状にする(向こうでは尾西さん夫妻と孫がいる)
    串柿を細縄でくくり〝玉すだれ〟状にする(向こうでは尾西さん夫妻と孫がいる)

日本一の〝串柿〟の産地といわれる和歌山県かつらぎ町四郷地区で、秋の風物詩〝四郷の串柿の天日干し〟が始まった。12月中旬まで静かな山里は、ふかい茜(あかね)色に染まる。11月23日(水)には、地元の四郷小学校で「串柿まつり」が行われ、串柿つくりの実演や体験、歌謡・漫才ショーなどがあり、京阪神方面から大勢の観光客が訪れる。
串柿は正月の縁起物。皇室の三種の神器=鏡(鏡餅)、橙(勾玉)、串柿(剣)=に見立てて、床の間に飾り、正月を祝う。串柿は1本の串に10個を刺し「いつもニコニコ(2個2個)仲むつ(6個)まじく、ともに白髪の生えるまで」と言い伝えられ、家族の幸せを願う心が込められている。
かつらぎ町大久保の尾西利文さん(61)方では、尾西さんが妻・智子さん(55〉や手伝いの計10人で、天日干し作業に大忙し。機械で柿をくるくると回し、1個1個の皮をするするとむいた後、丁寧に串に通す。その串を細い縄で結わえて、玉簾(たますだれ)状にし、表の柿干し場に吊るす。
これを取り入れては、ローラーをかけ、天日干しのあと、また、ローラーをかけて、10数回、同じ作業を繰り返すうち、串柿はだんだん平らになり、やがて寒風にさらされて、白い粉をふく。今年は12月17日に京阪神市場に出荷し、同22日に一斉に初売りが行われる予定。
尾西さんは「串柿には50~80グラムの形のいいものを選びますが、今年の柿の出来はなかなか上々です。しっかりといい色、いい形になり、いい粉をふいてくれた時は、皆さんにいい正月を迎えてもらえると思えて、うれしくなります」と話した。
「串柿まつり」は、1989年に古里の活性化をめざして始まり、今年で23回目。当日は午前9時~午後3時「ふるさと産品即売会」(四郷小学校)、午前10時半~午後3時「串柿つくり体験・実演」(同)、午前10時半~午後12時半「つきたて餅販売」(同)がある。
また、午前10時半~同45分「子供千両太鼓」同45分~同11時「四郷千両太鼓」(いずれも同小メインステージ)、午前11時10分~同40分「フリースタイルダンス」(同)、午前11時40分~午後1時「さくま美華さん、早浪美加さんの歌謡、暁輝夫さん・光夫さんの漫才ショー」(同)がある。
四郷小学校へはJR和歌山線・笠田駅下車、北へ約6キロ。送迎バス(有料)が走る。串柿風景の見物、散策の場合は、四郷第2トンネル入口から平地区行きの無料バス(随時出発)が運行する。問い合わせは「四郷串柿まつり」実行委員会事務局(0736・25・0114)。


更新日:2011年11月9日 水曜日 08:44

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