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紀伊見峠〝ふるさと〟展望~瀬崎さんら講師3人
その昔、高野街道の宿場町として栄えた和歌山県橋本市の紀伊見峠(標高約400メートル)まで徒歩で登るイベント・紀伊見峠「ふるさと展望」が、11月6日(日)、ふもとの同市柱本の市立柱本小学校を開会・閉会場として開かれる。同実行委員会(事務局)の紀見北地区公民館長・遠藤均さんは「ふるさとの歴史を学び、自然と親しみ、峠からわが街をながめてください」と参加を呼びかけている。
同実行委員会(小椋勝保委員長)主催、橋本市、同市教委、同市公民館連絡協議会が後援。午前9時、手作りの駕篭(かご)や、様々な仮装チーム、ハイキング姿の家族連れらが柱本小学校に集合。一行は、エントリーチームの紹介や、イベントの説明などのあと、つぎつぎ出発。〝各関所〟で通行手形を受け取りながら、葛城神社で安全祈願のお祓いを受け、紀伊見峠を登り、馬こかし坂を経て、柱本小学校に戻る。計約6キロの道中となる。
途中、葛城神社では、琴の生演奏があり、紀伊見峠頂上ひろばでは、「ワーイワイもちまき大会」(午前10時と同11時)などがある。沿道などには模擬店やフリーマーケットが出店する。
また、「ふるさとウォーキング」と題して、郷土史に詳しい瀬崎浩孝さん、吉田亘さんの2人が、参加者とともに歩きながら、各ポイントでふるさとの歴史を語り、「秋の野の花植物観察ツアー」では、佐藤俊さんが、その道すがら、秋の草花について説明する。
紀伊見峠は、紀伊名所図会(江戸時代後期)にも、その賑わいぶりが描かれていて、今なお、そのたたずまいを残している。「ふるさとウォーキング」と「秋の野の花植物観察ツアー」の参加者希望者は、当日、会場で受け付けることになっている。
雨天の場合は、柱本小学校体育館で開催。問い合わせは紀見北地区公民館(電話0736・33・2867)へ。