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高野山望むコスモス畑と芒原~紀北路に深まる秋

    バス停・初芝橋本高校前の畑で満開の色とりどりのコスモス
    バス停・初芝橋本高校前の畑で満開の色とりどりのコスモス
    バス停・初芝橋本高校前の畑で満開の色とりどりのコスモス
    満開のコスモスの向こうでは穂芒がやわらかな日差しを浴びている
    芒原の向こうには高野山をはじめとする山々が連なっている
    芒原の向こうには高野山をはじめとする山々が連なっている

コスモスは、その花の形よりも、むしろ、淡い彩りが、こころを癒してくれる。とくに風の日は、全体が揺れて、周囲の景色にとけこみ、一幅の水彩画となるのである。
ここは和歌山県橋本市小峰台のバス停〝初芝橋本高校前〟橋本市が7月に〝生ゴミ堆肥で花咲かそう運動〟の一環として、付近の約2200平方メートルと、東方の橋本市民病院前の約1300平方メートルに、3種混合のコスモスの種をまいた。
今、そのコスモスは、見頃となり、赤、白、ピンクの花が、楚々と咲いて、風に吹かれている。登下校時の生徒や、病院の見舞い客らは、それとなくコスモス畑をながめ、秋の光をまぶしんでいる。
畦道を隔てて、その向こうには、一面、芒原(すすきばら)がひろがる。やわらかい日差しを浴びて、白くかがやく穂芒に、とげとげしい黄色を呈しているのは、セイタカアワダチソウ。一時、大繁殖したこの植物も、最近は、めっきり減って、穂芒が勢力をぶり返している。
コスモスと穂芒の間の畦道を行くと、きちきち飛蝗(ばった)が、足元から心地よい羽音をたてて左右にとぶ。その南方、紀ノ川の向こうには、高野山系の山々が連なっている。
私は、一昔前までは、県内1早かった初芝橋本高校の卒業式を、よく取材にやってきた。橋本市民病院には、私も妻も、診察・治療で世話になり、この道を何度も通ってきた。高野山には、春夏秋冬、車で通い、文化財や季節の情報を発信してきた。
かくて、私たち年配者は、よく言う。「1年て早いなあ、暑い暑い言うとったら、もう寒い寒い、言わんならん」と。そういえば、このコスモスも、見頃は11月上旬までとか。やがて芒原は、うらがなしい冬芒へと変わっていくのである。
橋本市環境衛生課の話では、今は、コスモス畑に「切花禁止」の看板をたてているが、11月上旬には「切花・種取り自由」の看板に立て替えるという。コスモスファンには、ちょっぴりうれしい話である。
コスモスや飛蝗は羽音立ててとぶ
空海の山あれに見へ芒原    (水津順風)

更新日:2011年10月30日 日曜日 00:48

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