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秋刀魚など炭火焼で提供~施設のお年寄り大喜び
和歌山市和歌浦南3丁目10の25、南陽食品(北畑充香社長)は、10月27日、同県橋本市隅田町の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」(堀畑光久理事長)で、秋刀魚(さんま)、サツマイモ、マツタケの炭火焼を実演、お年寄りらにプレゼントした。
秋刀魚は約200匹、サツマイモは約30個、マツタケは約60本(4キロ)を用意。南陽食品専務の木村保彦さん(56)と事業部長補佐の松岡政治さん(53)の2人が〝岩手切炭〟に火をいこして、新聞紙と銀紙でくるんだサツマイモ放り込み、網の上には秋刀魚とマツタケを置いた。
あたりには、たちまち白煙が上がり、マツタケの香りを打ち消すように、秋刀魚の匂いが立ち込める。この実演を、雲ひとつない秋空の下、車イスから眺めたディサービスやショートステイのお年寄り約30人は、みんなにこやかな表情。
この後、早速、ひかり苑と天佳苑の各食堂で、お年寄りに振舞われた。とくに、この秋刀魚は、火山灰でまぶして適量の水分をとった逸品の〝灰干し秋刀魚〟だけに、お年寄りらは「うまい」「おいしい」と舌鼓を打っていた。
南陽食品は同苑の給食受託企業で、2006年10月から毎年、秋刀魚の実演・提供を続けており、今年で6回目。木村さんは「私たちが持ってきた秋刀魚やサツマイモを賞味してくれてうれしい。いつまでも〝健康長寿〟でいてください」と話していた。
更新日:2011年10月27日 木曜日 18:31