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「がんばろう紀伊山地」~〝うどよし〟さん直筆

    〝うどよし〟さんの書「よみがえれ紀伊山地」「蘇れ紀伊山地」の2作品
    〝うどよし〟さんの書「よみがえれ紀伊山地」「蘇れ紀伊山地」の2作品
    〝うどよし〟さんの書「よみがえれ紀伊山地」「蘇れ紀伊山地」の2作品
    奥村さんが表具店で額に入れてもらった〝うどよし〟さん直筆の書
    〝うどよし〟さんの横書きの書もある
    〝うどよし〟さんの横書きの書もある

台風12号の豪雨により、和歌山県内は甚大な災害を受けたが、あの東日本大震災の後、全国の津々浦々に掲げられた書「がんばろう日本。」の書で名高い書道家〝うどよし〟さんが、「よみがえれ紀伊山地」「蘇れ紀伊山地」という、直筆の書をしたため、知り合いの同県橋本市東家、奥村浩章さん(67)に寄贈した。奥村さんは「〝うどよし〟さんの温かく、力強い、心のこもった書を、機会あるごとに掲げ、郷土・紀州の復興気運を盛り上げたい」と言っている。
奥村さんは今年9月、被災地支援の気持ちを込めて、地元の敬老会の会場に〝うどよし〟さんの書「がんばろう日本。」を掲げた。奥村さんが事前に「書を使わせてほしい」と〝うどよし〟さんに頼んだところ、「お年寄りのためなら、どうぞ使ってください」と快諾してくれた。
その返礼に上京したのは、和歌山県が台風・豪雨の大被害を受けた後だった。〝うどよし〟さんのところには、多数の来客もあったが、奥村さんが「敬老会では、〝うどよし〟さんの書を掲示し、お年寄りに喜んでもらえました」と報告し、お礼を述べた。
そのうえで、郷土・和歌山が豪雨被害を受けたことを説明したが、関東地方での新聞・テレビ報道は、東日本大震災の被災が大きく報じられ、紀伊山地て豪雨による多数の犠牲者や、谷あいに〝土砂ダム〟ができて、住民が不安な日々を過ごしていることなど、あまり知られていない状態だった。
奥村さんは、東日本も大変だが、紀伊山地も大変だと訴え、「よみがえれ紀伊山地」「蘇れ紀伊山地」という2種類の書を、ぜひ書いてほしいと所望して帰った。間もなく〝うどよし〟さん直筆の書が、インターネットで到着。奥村さんはこれを拡大プリントアウトした。
さらに、〝うどよし〟さんから、色紙よりもやや大きい和紙に、その2種類の書をしたためて、「う」という落款(らっかん)を押した直筆作品が、宅急便で送られてきた。感激した奥村さんは、さっそく地元の表具店に頼み、額に入れてもらった。
10月2日に大阪市中央区で開かれた「天下の台所・八軒家浜市(いち)」と、同16日に和歌山県紀ノ川市で開かれた「バイコロジーシンポジウム」では、拡大プリントアウトした「よみがえれ紀伊山地」「蘇れ紀伊山地」の2作品を展示。「訪れた皆さんに、紀州の思いをある程度、知ってもらえたと思う」と話し、11月13日に橋本市の紀ノ川河川敷で開かれる商工・農林まつり「まっせ はしもと」や、12月17、18両日に大阪府立体育館で開かれる「天下の台所 大阪まつり」でも、掲示する予定。
奥村さんは「〝よみがえれ紀伊山地〟などの文言は、童話作家の佐藤律子さんのお知恵を拝借し、2人で相談して決めました。なるべく多くの方々に、復興支援の気持ちを持ってもらえたらうれしいです」と話した。

更新日:2011年10月20日 木曜日 13:35

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