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風雨の中、光三宝荒神・献灯祭~灯明消えては灯す

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風雨の中、ろうそくを燭台に立てる女性たち
    風雨の中、ろうそくを燭台に立てる女性たち
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風雨の中、ろうそくを燭台に立てる女性たち
    灯明の前で一心に祈念する女性
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風雨にも負けず光三宝荒神に参拝に訪れた女性たち
    風雨にも負けず光三宝荒神に参拝に訪れた女性たち

台風12号の影響で強い風雨に見舞われた9月3日夜、和歌山県橋本市神野々の光三宝荒神「観音寺」=菅原章光住職(74)=で、恒例の「献灯祭」が営まれ、全国から集まった信者らが、風雨で消える火を何度も灯しながら、家内安全、健康長寿などを祈った。
同荒神は日本三大荒神の一つで、光荒神は〝火の守護神〟とされる。この夜、信者らは燭台の約1万本のろうそくと、約200基の灯ろうに火をともした。火は風雨で次々と消えたが、信者らは根気よく火をつけ続け、すべてのろうそく、すべての灯ろうを灯した。
境内に集まった信者数は約200人で、普段の半分にも満たなかったが、菅原住職は「光三宝荒神は荒れる火を鎮める神様、荒れる台風でも、休むことはありません」と言い、信者らは、風雨の中でゆれる灯明に、静かに手を合わせていた。
同荒神は毎年初秋に「献灯祭」を営んでいるが、台風の夜に行うのは初めて。信者らは「台風の中で、真剣に祈ったので、かえって気持ちがいい」と、すがすがしい顔をしていた。


更新日:2011年9月4日 日曜日 14:16

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