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高野山から〝千羽ハート〟を~被災地へメッセージ
東日本大震災の被災地へ、高野山(和歌山県高野町)から、1000人の心からの文を届けようと、高野山・大門近くにある橋本伊都広域観光情報センター「憩来(いこら)」は、入り口わきにハート型の色画用紙と水性ペンを置き、「どうぞ祈りを込めて書いて下さい」と呼びかけている。
ハート型の色画用紙は、直径約13センチで、赤、水色、白など色とりどり。表のベンチに「祈りの地 高野山より 被災地へ 千のココロを」と書いた貼り紙をし、小箱の中にハート型色画用紙と水性ペンを用意している。
同センター主任の岡部高子さんと、白濱早苗さんが、「東日本の被災地へ、〝千羽鶴〟のかわりに1000人のメッセージを」と発案。2人でハサミを使って、色画用紙をハート型に切り、高野山の参拝・観光客に訴えてきた。
「明けない夜はないから…、たくさんの心が たくさんの力になりますように」(女性)「いつもテレビから応援しています。一日も早い復興をねがっています。がんばってください」(男の子)「早く被災地が復興しますよう心よりお祈りします」(男性)など、すでに約100枚が出来上がり、千羽鶴のように紐(ひも)に通して、センターに飾っている。
8月13日、高野山・奥の院で開かれる〝ろうそく祭り〟にも、正午から午後9時ごろまで、一の橋の入り口のテントでハート型色画用紙と水性ペンを用意。岡部さんは「ご参拝の際は、ひと言、メッセージをお願いします」と訴えている。
更新日:2011年8月12日 金曜日 21:59