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空海直筆のストラップ制作~空、和、人の字入り
弘法大師・空海が書いた文字を、高野山材の円盤に刻んだ「空海のストラップ」300個が特別に作られ、7月20日から東京で開かれる「空海と密教美術展」の会場で販売される。製造元の和歌山県橋本市隅田町の大弥工芸社長・奥村浩章さんは「素晴らしい密教美術展の帰りに、すてきな記念品としてもらえれば」と言っている。
ストラップは3種類あり、高野杉を使った円盤には「空」、高野槇(まき)の円盤には「和」、高野桧(ひのき)の円盤には「人」の文字を刻印した。
弘法大師・空海は、高野山真言宗・金剛峯寺の開祖。「空」「和」「人」の3文字は、弘法大師・空海が、仏教の妙理を説いた自筆本「聾瞽指帰(ろうこしいき)」の中に出ている。
奥村さんは、本山の許可を得て、弘法大師・空海の筆跡をそのままの形で、高野材の円盤に写した。円盤は数珠玉をアレンジした玉で飾られ、お守りのような雰囲気に仕上がっている。
空海と密教美術展は、東京国立博物館や読売新聞社などが主催。7月20日(水)から9月25日(日)=休館日:月曜日、ただし8月15日、9月19日は開館=まで、東京国立博物館 平成館(上野公園)で開かれる。
大弥工芸は7月16日にストラップを東京へ発送する予定。
更新日:2011年7月13日 水曜日 15:11