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アユと桜の絵が煎餅に~橋本のマンホール絵柄
パッと咲いた桜、ピチッとはねるアユ…「橋本のマンホールのフタの絵柄が玉子せんべいになりました」――。和歌山県橋本市の同市観光協会(会長=北村翼・元市長)が、郷土の土産品として、こんな玉子煎餅(せんべい)を作り、販売を始めた。
JR南海橋本駅前にある「はしもと広域観光案内所」では、これまで、郷土を訪れる観光客から「橋本に来たことがわかる土産物がほしい」と言う声を聞き、「何かいいものが作れないものか」と、首をひねっていた。
ある日、同協会職員の村上妙美さんが、はっと気づいたのが、橋本のマンホールのフタだった。全国各地のどこでも、地域の特色を、マンホールのフタにデザインしている。「旅の記念に」とカメラで撮る人、全国のマンホールを片っ端から、撮影して回る人…。ファンが多いうえ、そのデザインは、丸い煎餅にぴったりと、ひらめいた。
同観光協会は、さっそく、橋本のマンホールの絵柄を入れた、玉子煎餅作りを地元業者に発注した。絵柄は、郷土の風景である「紀ノ川を泳ぐアユと満開の桜」や、名産品の「柿」、市の花「さつき」の3種類。玉子煎餅にしたのは、橋本は県内1のタマゴの生産地だからである。
この玉子せんべいは、「歯ざわりよく、香ばしくて、味わい深い」と、なかなかの人気とか。「はしもと観光案内所」で、袋詰め(6枚入り)250円、箱詰め(16枚入り)600円=いずれも税込み=を販売。市内のイベントでも販売している。問い合わせは橋本市観光協会(電話0736・33・3552)へ。
更新日:2011年6月18日 土曜日 01:40