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樹齢500年の椎の巨木倒れる~妙楽寺愛宕山

    市道に倒れた椎の巨木を除去する作業員ら
    市道に倒れた椎の巨木を除去する作業員ら

和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺(岩西彰真住職)所領の愛宕大権現・愛宕山の樹齢500年以上の「椎の巨木」が、6月14日午前7時ごろ、突然、根元から高さ約1メートル付近で折れて、東側に倒れ、市道をふさいだ。たまたま通行車両や、通行人がいなかったため、大きな難を免れた。
近所の人が、「ズズズーッ」という鈍い音で倒木に気づき、橋本署に連絡した。市道は全面通行止めにし、地元の人たち約10人が業者と協力して、チェーンソーで巨木を輪切りにし、クレーンで吊り上げて、午前中に取り除いた。
椎の巨木は、愛宕山の東隅の市道わきに立ち、高さ約20メートル、幹周り約4メートルの大きさ。葉を青々と茂らせ、根元には、その親木から生まれた2本の若木(高さ約3メートル)が生えていた。ところが、幹の中はぼろぼろに老朽化し、梅雨の雨をかぶり、自らの重みに耐えきれず、力尽きて倒れたらしい。
同寺などの話では、昔、寺領には広大な七堂伽藍があり、そのうちの愛宕山の森は、昔の面影を残している。除去作業に当たった人たちは「木というのは、自分の死期を感じ、根元に若木を育てるんやな」と、しみじみ話した。
また、地元の奥村浩章さんは「子どもの頃、愛宕山の木々に登って遊んだし、田植え時分には、伊勢神楽がやってきて、よく見に行きました。椎の巨木の死は悲しいですが、天寿を全うしたなら、それでいいと思います」と言っていた。


更新日:2011年6月14日 火曜日 15:07

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