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玉川峡で卯の花が満開~カジカの不思議な声も

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花垣でもあり小滝でもあるような満開の卯の花
    花垣でもあり小滝でもあるような満開の卯の花
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花垣でもあり小滝でもあるような満開の卯の花
    渓流の音の中で満開の卯の花
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玉川峡で満開の卯の花
    玉川峡で満開の卯の花

渓流に卯の花垣をなすごとし (水津順風)
太古の昔からの動植物の宝庫となっている、和歌山県橋本市、高野町、九度山町を流れる玉川峡(紀伊丹生川)の川沿いで、今、卯の花(空木=うつぎの花)が満開の季節を迎えている。
この季節、コーラス好きな人は、必ずといっていいほど、口ずさむのが、童謡・唱歌「夏は来ぬ」作詞・佐々木信綱、作曲・小山作之助「卯の花の におう垣根に ほととぎす 早も来鳴きて 忍音もらす 夏は来ぬ…」。
その、名高くも清楚な花が、総延長32キロの玉川沿いの峡谷に自生。白い円錐形の細かい花を無数に咲かせている。遠くからは、それら1本1本の木が、まるで小滝のように見え、少し視野を広めると、玉川の渓流に、幾つもの小滝が、流れ込んでいるようにさえ思える。
大きさも形もちがう、岩のどこにひそんでいるのか、不思議なカジカの声も聴こえてくる。今、アユやアマゴ釣りの太公望たちが、この素晴らしい自然の営みを感じているに違いない。


更新日:2011年6月6日 月曜日 10:00

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