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アジサイ開花近し~中将姫の里26日に祭典
アジサイ見物が待ちどうしい梅雨の季節、中将姫伝説で名高い和歌山県橋本市恋野の「いじさいの里」で、数輪のアジサイが薄緑のツボミを開きはじめている。地元の人の話によると、本格的には6月10日ごろに開花をはじめ、下旬には満開になる見通しで、同月26日には恒例の「あじさいまつり」を開催。「梅雨の花をゆっくり楽しんでください」と来場を呼びかけている。入場は無料。
恋野地区は中将姫が隠れ住んだと伝えられる歴史ロマンのある丘陵地。「あじさいの里」は約20年前、農業用「本田池」周辺に設けられ、毎年のようにアジサイを植栽。今ではその数、約3700本にのぼり、紫や白、赤など、あたりは色鮮やかな世界に変わる。
「あじさいまつり」は、地元の人たちにより、里の入り口付近で開かれ、「うまい」と評判の「中将姫米」と銘うった恋野米(5キロ入り、2000円)や、社会福祉法人・橋本福祉会「夢あじさい」の入所者や職員が作ったパン、ソフトクリームなどを販売する。
毎年、まつりには、橋本・伊都地方だけでなく、隣接の大阪府河内長野市や奈良県五條市からも大勢の観光客が訪れるが、今年は、近くに約200台収容の駐車場が出来ているので、車の混雑もなくなり、ゆったりアジサイの世界を堪能できそう。
更新日:2011年6月3日 金曜日 14:44