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桜草100種類100鉢満開、花さか奥さん見事
100種類もの日本桜草を咲かせている「花さか奥さま」が、和歌山県橋本市隅田町芋生にいる。その名も、なんと櫻井玲子さんと言い、桜草は今年も自宅の庭で可憐に咲いている。
花壇にずらり並んだ100鉢の日本桜草は、すべて品種が異なる逸品ばかり。真紅が鮮やかな「日の丸」、ひかえめな薄紫の「雪舞」、ピンクのツートンカラーを見せる「大須磨」など、いずれも春風に吹かれて清楚で、背景の松や雪見灯ろうに、春の彩りを添えている。
桜井さんが初めて日本桜草を育て始めたのは、1985年3月のこと。奈良県御所市の高鴨神社境内で、赤い花の中央が白い「銀覆輪」という桜草を買った。その後、その清楚な花が好きになり、いろんな種類の桜草を丹念に育ててきたという。
最初、自宅にやってきた「銀覆輪」は、花が散った後、球根を掘り出し、水洗いし、1月に植え、2月に芽吹き、3月に開花して、今も他の桜草とともに、仲良く咲いている。桜井さんは「今年は寒い日が続いたので、開花は半月遅れですが、それでも、こんなにきれいに咲いてくれて、うれしいです」と明るく笑っていた。
更新日:2011年4月14日 木曜日 15:46