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陶器スピーカーや照明器具、北森さんの「陶展」開幕
「温かみのある作品」として、近畿で評判の和歌山県橋本市に住む陶芸家・北森義人さん(47)の「陶展」が、3月20日から、郷土の同市恋野989のカフェ・ギャラリー「藪椿(やぶつばき)」始まった。会場は、田園の中にある古民家で、北森さんは「ゆったりとくつろいで作品を見ていただければ」と言っている。27日まで。入場無料。
出展しているのは、花器やマグカップ、茶碗などの陶器約150点、長さ30~80センチ、幅15~25センチ、高さ各5センチの花台約30点、古材を使った照明器具約10点、陶器のスピーカーセットなど計約200点。
天井からは、美しい青海波(せいかいは)模様の、陶器と和紙で作った照明器具が、灯をともして吊るされ、部屋の隅に置かれた壷型の陶器のスピーカーからは、真空管アンプでジャズやボサノバの曲が流れる。床の間や囲炉裏の間におかれた作品は、障子明かりに照らせされて、静かに息づいている。訪れたフ陶芸ァンは、「ほんとうに癒されます」と喜んでいる。
北森さんは大阪芸術大工芸科卒。東大寺長老・清水公照師に師事。大鉢、絵皿、泥仏を共同製作するなど、修業を積んだ。今は、関西一円のデパート、ギャラリーで個展を開催、人気上昇中だ。北森さんは、「陶器のスピーカーの音色や、花瓶と花台の組み合わせなどを、ゆつくり楽しんでください」と言っている。
展示は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。問い合わせは北森さん(〒648・0003 橋本市隅田町山内668 電話0736・36・2939)。
更新日:2011年3月20日 日曜日 12:53