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長~い「竹」叩いて6年生送る。橋本小4年生
橋本市立橋本小学校(南知孝校長、全児童324人)で3月4日、4年生が長~い「竹」を叩いての珍しい「6年生を送る会」が開かれた。同会は5年生が企画・運営し、「竹」演奏は4年生の担任・中谷啓子教諭が発案。夫の自営業・宏次さんが竹楽器、地元の木工芸家・池田秀孝さんがバチを制作、寄贈した。この日、午前9時半から同校体育館に全校児童が集合。会場は、児童らが作った「おめでとう」「ありがとう」と大書した垂れ幕や、「ご」「卒」「業」「お」「め」「で」「と」「う」の小さな凧(たこ)をあしらった紙細工なで装飾。南校長が「6年生の皆さんには、すてきな歌や演奏のプレゼントがあります。いい思い出に」とあいさつ。4年生全員が壇上と床に集合。中谷教諭作曲の「仲間太鼓」を、前に置いた竹(長さ約8メートル、直径20センチ)6本と太鼓6つを打ち鳴らして演奏した。竹と太鼓を交互に叩いたり、全部一緒に叩いたり、掛け声を威勢よく発したりした。まるで、寄せては返す潮騒か、激しい嵐のような迫力に、6年生は大喜び。南校長は「1年生から5年生は協力の大切さを知り、6年生は感謝の心を持った」と話した。卒業式は3月18日に行われる。
更新日:2011年3月4日 金曜日 11:13