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橋本・真土万葉の里「飛び越え石」台風7号で増水・白波立つ♡川岸の小池では睡蓮咲いて梅雨晴間~やがて観光客らにっこりと♪

和歌山県橋本市隅田町真土の落合川は、台風7号が過ぎ去った6月28日(日)午後、急激に増水して、万葉人の往来した「飛び越え石」の間は、瀑布のように白波立ち、普段見られない河川風景を繰りひろげた。右岸の小池では早くも紅白の睡蓮(すいれん)が開花、水流が平常に戻ると、多くの観光客は睡蓮を眺めたあと「飛び越え石」の往来を楽しむことになりそう。

 

ここは「真土万葉の里」と呼ばれ、落合川は和歌山・奈良両県境から紀の川へ合流している。奈良側から和歌山側へ古道を降りると、同川の両岸から巨石が二つ突き出し、平素はその間を滔々と水流が輝いている。

 

無数の万葉人は、この巨石を飛び越えて往来。「白栲(しろたえ)に にほふ信土(まつち)の 山川(やまがわ)に わが馬なづむ 家恋ふらしも=作者未詳」(信土山の川で私の乗る馬が行き悩んでいる 家人が私を思っているらしい)と詠み、和歌山の画家・雑賀紀光(さいか・きこう)さん(故人)は、「飛び越え石」の上で、馬と宮人が難渋している姿を描いて、人々の心を和ませてきた。

 

やがて梅雨晴間に恵まれると、同川の水量は平素に戻り、多くの家族連れや友人グループが奈良側の巨石、和歌山側の巨石の飛び越えを楽しむことになる。

この「真土万葉の里」は、JR和歌山線・隅田駅から東へ徒歩10~15分の距離で、誰でも自由に座り飲食・会話を楽しめる休憩所&トイレがあり、やや北西には数台の駐車場もある。

 

写真(上)は飛び越え石で難渋する馬と宮人の絵=雑賀紀光さん筆(冊子・万葉の里より)。写真(中)は台風7号で増水した落合川=左上は「飛び越え石。写真(下)は小池に咲いた紅い睡蓮。


更新日:2026年6月29日 月曜日 12:49

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