特集

高野山の道路を綺麗安全に♪ブラシ式路面清掃車導入

落ち葉や小石の多い高野山の道路を綺麗にしようと、和歌山県高野町=平野嘉也(ひらの・よしや)町長=は、珍しい「ブラシ式路面清掃車」を購入し、高野山こども園の園児たちに披露した。同町の小西敏嗣(こにし・としつぐ)課長は「ドライバーの安心安全を図り、道路環境を美しくする。その作業の大切さを学んでもらいました」と話した。
このブラシ式路面清掃車は、長さ約4・8メートル、幅約2メートル、高さ約2・6メートル。最小回転は半径約4メートルで、最大積載量は約2トン。ブラシは円形で、車の前部、左右両サイド、後部の計4か所に取り付けられている。
同町には町道と林道が計220キロもあり、とくに山間部なので、道幅が狭いうえ、落ち葉や枝、小石などの落下物はおびただしい。このため「交通の安心安全性と、美しいまちづくり推進」を目指し、ふるさと応援寄附基金1700万円を活用、同車を購入した。
このブラシ式路面清掃車は、例えば、前進しながら散水し、前部のブラシが勢いよく回転する。あらゆるゴミをかき集めると、左右のブラシがそれを車体中央部分にかき集め、たとえ野球ボール大の小石といえども、強力に吸い上げて、荷台に収めていく特殊車両。
これまでは町職員らが、肩に担いだ送風機パイプでゴミをかき集め、両手でトラック荷台に積んでいたが、今後は降雪シーズンを除いて毎月4回程度、ブラシ式路面清掃車が出動し、徹底清掃に挑むことになる。
高野山こども園で5月18日、同車のお披露目があり、3クラス計45人の園児たちが、運転・操縦席に乗ったり、でっかい円形ブラシに素手で触れたり。見たこともない特殊者に大喜びだった。
小西課長は「この機種の導入は、近畿地方で初めてだと思います。全国からの〝ふるさと応援寄附基金〟のお陰で、やっと導入することができました。担当者一同、しっかり道路清掃に取り組みます」と誓っていた。
写真(上)はお披露目されたブラシ式路面清掃車に大喜びの園児たち。写真(中)は円形ブラシ大きさに驚く園児たち。写真(下)は清掃作業を披露するブラシ式路面清掃車。


更新日:2018年5月20日 日曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事