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学文路2団地など避難指示!台風21号で紀の川増水

超大型の台風21号が和歌山県・潮岬沖を北北東へ進む中、同県橋本市危機管理室は10月22日午後、紀の川の増水や池の越水の恐れから、同市学文路など関係地域住民に避難指示を出し、防災行政無線や携帯電話メール連絡などで、安全な場所への避難を呼びかけている。
危機管理室は同日午後7時、市内全域に避難勧告、同30分には同市学文路の大池が越水しそうなため、大池の下流域住民に避難指示。
午後8時には紀の川が増水しているため、学文路・南馬場の一部地域(紀陽団地・七福団地)に避難指示を発令。
さらに同8時52分には、土砂災害警戒情報の発令に伴い、同市山田・吉原両地区に避難指示。一方、同10時1分、高野口町の垣花樋門と浦島川樋門付近の増水により、大野、向島地区に避難指示を出した。
危機管理室は「対象地域に方々は、学文路、清水小、西部の各小学校、旧西部中学校、伊都中央高校、応其小学校へ避難してください。避難が困難な人は、建物の2階など、高い場所へ避難してください」と呼びかけている。
この日、紀の川は朝から夕刻にかけて次第に増水し、橋本橋、橋本高野橋、岸上橋の橋脚部分は濁流が渦巻く。同9時30分頃には、南海高野線・学文路駅前の国道370号が、南側の丘陵地からの雨水で約50センチも冠水し、車が走れない状態。
市役所近くのスーパーでは、会社員や主婦らが早々と食料品を買い込み、「台風、なるべく遠くへ」「せっかくの日曜、ゆったり過ごしたい」と口々に話していた。
写真(上)は橋本市岸上付近で濁流が走る紀の川。写真(中)は大雨の中を走るJR和歌山線の電車とその向こうの橋本市街地。写真(下)は橋本市が避難指示を出した学文路付近の増水した紀の川。


更新日:2017年10月22日 日曜日 21:59

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