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高野の花たち(201)小さくて可愛いヒメフウロ

ヒメフウロ(姫風露)は、別名シオヤキソウ(塩焼草)といい、フウロソウ科フウロソウ属の一年草または越年草です。茎の高さは40センチ程で、葉は対生し、3~5裂しています。
葉と茎が繊毛に覆われていて、茎と葉の端が赤味を帯びています。葉の脇から伸びた枝の先に1~2個の花を付けます。直径2センチ程の花で、桃色の花弁が5枚あり、開花時期は5~8月。
日本の自生種は、滋賀県の伊吹山、徳島県の剣山など、日当たりのよい石灰岩地質に生えます。徳島、高知、三重、岐阜各県では絶滅危惧植物に指定されています。
和名は「花が小さくて可愛らしい」ことに由来します。別名の「シオヤキソウ」は全草に特有の臭気があり、この臭いが塩を焼いた時の臭いに似ているとことに由来します。塩を焼いた臭いってどんな臭いかと思い、ヒメフウロの葉を嗅いでみました。
なるほど塩魚を焼くと、この臭いが混ざっているなと納得しました。昔から医者泣かせの秘薬として、下痢止め、消毒や止血などに使用されました。また、全草から採れたエキスがプリンセスケアと呼ばれて肌化粧品に利用されています。
花言葉は「静かな人」「人知れずの愛」。
写真は、奥の院参道周辺や丹生都比売神社周辺で撮りました。外国から入ってきた観賞用のものが、帰化していることが確認されていますので、種が飛んできて野生化したものと思われます。  (E記)

更新日:2019年6月12日 水曜日 23:52

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