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東京五輪控えテロ許さん!橋本署など九度山町で訓練

東京オリンピック・パラリンピック(2020年)を控えて、和歌山県警・橋本警察署と伊都消防本部、九度山町は4月26日、同町役場で「テロ対応合同訓練」を実施した。発火物による負傷者救助や、爆発物処理が機敏的確に行われ、福永和生(ふくなが・かずお)署長は「皆様の安心安全に尽します」と誓った。
この日、橋本署10人や伊都消防5人など計約40人が参加。テロリストが同町役場に「爆発物を仕掛けた」との想定で、訓練を実施した。
役場玄関内に仕掛けられた発火物により、職員1人がやけどを負い、駆けつけた伊都消防の救急隊員が救助。
さらに警察犬・ぺトラ号(メス4歳=シェパード)が町役場表で、不審物=30センチ角の手提げ袋=を発見。宇宙服のような防爆(ぼうばく)スーツに身を固めた警官が、ロボットのような動作で不審物に近づき、導火線付き爆発物を確認。長い棒のようなマジックハンドで手提げ袋をつかみ、処理車に収納して無事、危機を脱した。
この間、岡本章(おかもと・あきら)町長らが、「テロ犯罪は絶対に許さない」という、警察・消防・役場の気迫満点の連携プレーを見守っていた。
来年は大阪府でG20大阪サミット、ラグビーワールドカップ、翌年は東京オリンピック・パラリンピックが開かれる。福永署長は、これらを前提に「今回の訓練は有意義であり、引き続き関係機関と連携して、安心安全の確保に努めたい」と語った。
写真(上)は発火物で負傷し救急車で搬送される町職員。写真(中、下)は不審物の点検・処理を命じる警官と撤去作業に向かう防護服姿の警官=いずれも訓練。


更新日:2018年4月27日 金曜日 00:00

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