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丹波栗♪おみやげに…高齢者ら〝皮むき体験〟楽しむ

台風16号の影響で落下した毬栗(いがぐり)を拾い集めての「毬栗 皮むき体験会」が、9月23日、和歌山県橋本市隅田町垂井の特別養護老人ホーム「ひかり苑」で開かれ、参加したデイサービスの高齢者らは「子供の頃が懐かしい」と大喜びだった。
同施設は平成8年(1996)、今の橋本市民病院に近い約5ヘクタールの栗山に開設。「高齢者に将来、おいしい丹波栗を味わってもらおう」と、堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長が、約20本の丹波栗(たんばぐり)を植樹した。
創立20周年の今年、小ぶりな山栗に加えて、大ぶりな丹波栗が鈴なり。今月20日には台風16号が接近して、程合いに実った沢山の毬栗が落下。
ボランティアで栗山の手入れをしている元橋本市議の森安欣吾(もりやす・きんご)さんが、落下した丹波栗約300個を拾い集め、別に摘み取った約200個と合わせて準備した。
この日の「毬栗皮むき体験会」では、介護士ら4人が同苑の床にブルーシートを敷き、座椅子を用意して、そこに70~80歳代の高齢者11人が着座。目の前にどっかりと毬栗が山積みされた。
高齢者らは、介護士らの指導で、毬栗を足で踏みつけ、火バサミで皮をむくと、つやつやした丹波栗が出て来て、1個ずつ丁寧に箱に収納。「さすがにうまそうやな」「昔は、よう栗拾いしたよ」と目を細め、童心に帰っていた。
同苑では、これら丹波栗を施設の食卓に提供したり、デイサービスの高齢者に持ち帰ってもらったり…。森安さんは「今年の丹波栗は、日照りと雨加減がよかったのか、最高の出来栄えです」と言えば、堀畑理事長も「皆さんに喜んでもらえるよう、今後もがんばりたい」と誓っていた。
写真(上)は毬栗の皮むきを楽しむ高齢者たちと森安さん。写真(中)は皮むきしたあとの美味しそうな丹波栗。写真(下)は毬栗の皮むきに挑む高齢者とそれを見守る堀畑理事長。


更新日:2016年9月24日 土曜日 00:00

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