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「えーやん橋本」~写真・世界に発信~募集締切迫る

世界遺産・高野山の山麓に広がる和歌山県橋本市の自然・文化の素晴らしさを再発掘して、その写真を国内外にアピールしていこうと、橋本市観光協会は「えーやん橋本 フォトコンテスト」を開催する。その第1期・写真募集の締切が11月30日に迫り、観光協会の畑野富雄(はたの・とみお)会長は「ぜひ皆さんの感性で、改めて古里を再発見し、その風景写真を提供してください」と呼びかけている。入賞者には賞状と橋本自慢の恋野米が進呈される。
橋本地方は、旧高野街道と旧大和街道が交差する交通の要衝で、大阪、奈良の両府県境に隣接する山河のあるまち。戦国時代には、木食応其上人(もくじきおうごしょうにん)が、豊臣秀吉の高野山攻めを防ぎ、紀の川に架橋、塩市を開いて、今の橋本発展の基礎を築いた。
市内には、万葉人が往来した落合川の「飛び越え石」、渓流釣りの本場「玉川峡」、応其上人を祀る「応其寺」など、名所・旧跡は沢山あるし、有吉佐和子さんの小説で名高い「紀の川」や、市内が一望できる「国城山」、中将姫伝説で名高い「恋野の里」もある。
もちろん特産品は、柿、紀州へら竿、パイル織物、紀州高野組子細工、高野スイーツなど。そして四季折々の自然が美しい庚申山や岩湧山、玉川峡、さらに古里伝統の盆踊り「やっちょんまかせ」、県有形民俗文化財の舟楽車(ふなだんじり)など、被写対象は豊富。
観光協会では、「皆さんに知られた名所・旧跡の写真は、もちろん歓迎ですが、たとえ市民に知られていなくても、ロマン溢れる歴史的な場所や、見晴し抜群の展望ポイント、さらに、だれも気付かない世界があれば、これまた大歓迎です」と言っている。
畑野会長は「入賞作品については、観光協会のホームページを通じて国内外に発信し、入賞作によるPRポスター作成も検討しています」と言っている。
作品の応募受付期間は第1期(夏・秋)=~平成26年11月30日。第2期(冬・春)=同12月1日~3月20日。応募作品は橋本市内で撮影したサイズ=2L~四つ切(ワイド四つ切可)・A4までの写真(組写真は不可)で、合成加工処理作品はだめ。
写真には日付などの情報を入れない。被写体に人物がある場合は、必ず本人承諾を得ること(肖像権問題は応募者責任)。応募方法は応募票に必要事項を記入し、写真作品の裏面に貼付。観光協会に持参するか郵送する。
表彰(各期)=最優秀賞(1賞)は、賞状と恋野米30㌔。優秀賞(2賞)は賞状と恋野米20キロ。入選(3賞)は賞状と恋野米10キロで、1人1賞とする。平成27年春、橋本市教育文化会館で作品展の開催を予定している。
申し込み・問い合わせは、JR・南海橋本駅前、〒648・0065 橋本市古佐田2の2の3、橋本市観光協会(はしもと広域観光案内所)電話・FAX0736・33・3552。
写真(上、下)は、「例えばこんな風景も…」という参考作品=1枚は橋本市恋野の溜池改修・完成式で行われた小学生たちのカヌー・カヤック体験の光景。もう1枚は橋本市・杉村公園で開かれたナチュラルブレイクでの踊りの一コマ。写真(中)は、国城山や紀の川を背景にガラスに貼り出された「えーやん橋本 フォトコンテスト」のポスター。


更新日:2014年11月11日 火曜日 00:00

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