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初々しい紫陽花、咲きはじめたよ♡橋本「恋し野 あじさい園」6月22(日)には「あじさいまつり」ウインズ平阪ミニLIVE楽しみ♪
奈良時代の中将姫ゆかりの和歌山県橋本市恋野の「恋し野 あじさい園」で5月22日、早くも薄紫の紫陽花(あじさい)が数輪開花、あたり一帯では薄緑の蕾(つぼみ)が無数に生まれている。6月22日(日)には第16回「あじさいまつり」を開催、「ウインズ平阪ミニLIVE」などが繰りひろげられ、大賑わいとなりそう。
恋野地区は「中将姫物語」の伝わる紀ノ川南岸の丘陵地。地元住民が約25年前から、本田池(ほんでんいけ)周辺で約50種5000本の紫陽花を植栽。毎年6月中・下旬には色とりどりの紫陽花が満開になり、大勢の家族連れや友人グループを楽しませている。
「あじさいまつり」は同22日午前9時から開催(雨天決行)、「紀州紀ノ川太鼓」を披露、午後1時から「ウインズ平阪ミニLIVE」(約70分間)が繰りひろげられ、会場一帯ではかき氷やドリンク、パン、お餅、唐揚げ、パン、野菜、恋野米などが販売される。
問い合わせは恋野地区公民館(月曜休館)電話(0736・33・2458)へ。
[紫陽花の俳句24句紹介]
帰省子に雨の紫陽花濃むらさき(水原秋桜子)
思ひ出して又紫陽花の染めかふる(正岡子規)
濯ぎ場に紫陽花映り十二橋 (水原秋桜子)
病棟は暗き窓もつ濃紫陽花(山田弘子)
紫陽花に佇んで胸濡らしけり(黛 まどか)
紫陽花に八月の山高からず(飯田蛇笏)
紫陽花に瞳ばかりの記憶あり(長谷川かな女)
紫陽花に置いたる五指の沈みけり(川崎展宏)
紫陽花の真夜の変化はわれ知らず(鈴木真砂女)
紫陽花の花に日を経る湯治かな(高浜虚子)
紫陽花の藍きはまると見る日かな(中村汀女)
紫陽花やきのふの誠けふの嘘(正岡子規)
紫陽花や大きな夢はばらばらに(加藤楸邨)
紫陽花や水辺の夕餉早きかな()水原秋櫻子)
紫陽花や筧に口をそゝぐ尼(寺田寅彦)
紫陽花や赤に化けたる雨上り(正岡子規)
紫陽花や身を持ちくづす庵の主(永井荷風)
あぢさゐの残花といへどみづみづし(山口誓子)
あぢさゐの毬の幼き帰郷かな(鈴木真砂女)
あぢさゐの色にはじまる子の日誌(稲畑汀子)
あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ(橋本多佳子)
あぢさゐやこの高みまで来れば山(久保田万太郎)
ゆあみして来てあぢさゐの前を過ぐ(山口誓子)
大學の中のあぢさゐ咲けるみち(久保田万太郎)
写真(上)は実に初々しい紫陽花。写真(中)は無数の紫陽花の蕾の向こうに見える本田池の休憩所など。写真(下)は「ウインズ平阪ミニLIVE」風景の一コマ(本紙掲載・保存)。