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広島「原爆の絵」展示=7日・橋本の9条平和まつり

憲法9条を守る伊都・橋本連絡会は8月7日、和歌山県橋本市高野口町の同市産業文化会館で開く第13回「9条平和まつり」で、広島の高校生が描いた「原爆の絵」を初めて展示・映像紹介、冊子も配布して、「戦争の怖さ、平和の尊さ」を訴える。
第二次世界大戦で、米軍は昭和20年(1945)8月6日に広島、同9日は長崎へ原爆を投下。死者は広島で10数万人、長崎で超7万人と推定されている。
同連絡会は広島原爆忌の翌7日(土)午後1時30分~午後3時30分、産業文化会館3階で「9条平和まつり」を開催する。
「原爆の絵」は広島原爆記念資料館の依頼で、平成19年(2007)度から、広島市立基町高校の生徒たちが、被爆者の悲惨な体験談を聞いたうえ、丹念に表現した作品ばかり。今回、同資料館の協力で、約60点を出展する。
また、吉田政忠(よしだ・まさただ)事務局次長は、「原爆の絵」をDVDに収録・編集、紹介冊子を製作。絵を映像紹介すると共に、冊子は希望者に無料配布(先着順)する。
1階ロビーでは、紀北農芸高校の生徒たちが栽培した、新鮮野菜を格安販売することにしている。
同連絡会は一昨年まで毎年、和太鼓演奏やコーラス、やっちょん踊りなどを披露してきたが、今回は昨年同様、新型コロナ感染防止のため、それらのイベントは断念することにした。
富岡嬉子(とみおか・よしこ)事務局長は「今年は核兵器禁止条約が発効し、核兵器のない世界をつくるチャンスです」と強調。「戦争を知る世代はどんどん減っていますが、憲法9条の理念とその意義の深さを知ってほしい」と話している。
「9条平和まつり」の問合せは、吉田事務局次長(電話=090・5964・5247)へ。
写真(上)は参加を呼びかける「9条平和まつり」ポスターの写真。写真(中)は「原爆の絵」の中の1枚=広島市立基町高校68回生・津村果奈さん筆、被爆体験証言者は児玉光雄さん。写真(下)は「原爆の絵」製作風景=いずれも広島原爆記念資料館・協力。


更新日:2021年8月1日 日曜日 00:00

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