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金剛峯寺・稲葉法印の転衣式♪弘法大師名代就任祝う

高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町高野山)で3月12日、弘法大師・空海の名代をつとめる第522世寺務検校執行法印(じむけんぎょうしぎょうほういん)就任を披露する「転衣式(てんねしき)」が行われた。
新法印は高野山・本覺院(ほんがくいん)住職で元法会部長・奥の院維那(ゆいな)の稲葉法研(いなば・ほうけん)大僧正(75)。式には法印経験者の前官(ぜんかん)や各寺院住職、信者ら約250人が出席した。
稲葉新法印は、高野山・の古式にのっとり、「不肖(ふしょう)、順席(じゅんせき)の儀なれば、お先に御免こうむります」と、うやうやしく挨拶して一旦退席した。
この後、稲葉新法印は、目の覚めるような緋色(ひいろ)の僧衣に着替えて、厳かな高座に登場。次期法印から、箸(はし)を使って昆布と米をいただく「松三宝(まつさんぽう)の儀」で祝福を受けた。
新型コロナ禍の中、今回も昨年に続き、出席者を半数以下に抑え、恒例の新別殿での会食も行わなかった。
稲葉法印は福岡県出身で、高野山大学卒業。高野山真言宗宗会議員、高野山文化財保存会常務理事などを歴任。法印は高野山の重要法会や儀式の導師を務める。任期は1年間。
写真(上)は厳かな緋色の僧衣姿で登場した稲葉新法印。写真(中)は「松三宝の儀」の前段風景。写真(下)は「松三宝の儀」で次期法印から祝福を受ける稲葉新法印=左。


更新日:2021年3月13日 土曜日 00:00

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