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馬酔木、咲きはじむ♡丹生都比売神社〜輪橋通行可へ

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=境内で、3月5日、早くも馬酔木(あせび)の花が咲き始めている。
冬季の凍結事故防止策で、通行禁止としてきた鏡池の輪橋(りんきょう)も、同13日には解禁となり、新型コロナ禍とはいえ、今春も参拝・観光客の心は癒されそう。
同神社は1700年以上前の創建。その500年後には弘法大師・空海に神領・高野山を貸与。鏡池の輪橋(りんきょう)は、豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)の寄進という。
輪橋の近くには、常緑低木の馬酔木が立ち、小さな無数の白い花が開花。この枝葉は、鹿や馬が食べると、ふらふらするので、馬酔木と呼ばれ、古くから社寺では、動物除けに植えられてきたという。
今は早春の風に吹かれ、4月には白滝の水彩画のような花模様を描くことになる。
美しい弁柄色(べんがらいろ)の輪橋は、鳥居から楼門・本殿に向かう参道にある。
第1回「高野山麓いと楽しフォトコンテスト」では、その橋上から撮影した「神域の秋」=新家益代(しんけ・ますよ)さん撮影=が見事、最優秀賞に輝いている。
橋本・伊都観光協議会=中阪雅則(なかさか・まさのり)会長(かつらぎ町長)=は、その写真をSNSなどで全国発信する予定で、今後も多くの人々が撮影に挑むことになりそう。
4月・第3日曜日には、毎年恒例の「花盛祭(はなもりさい)」がある。但し、新型コロナ禍の中、同神社HPなどで確認が必要。
写真(上)は丹生都比売神社の輪橋のたもとで咲き始めた馬酔木の花。写真(中)は馬酔木の花のローズアップ。写真(下)は3月13日から「通行可」予定の輪橋。


更新日:2021年3月6日 土曜日 00:00

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