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児童ら墨象作品に心注ぐ♡橋本の三石小・卒業記念

和歌山県橋本市三石台の市立三石小学校の6年生児童46人は、2月25日、自分の「思い」を書道で表した卒業記念「墨象(ぼくしょう)作品」を制作した。この作品は3月18日(木)の卒業式で体育館の壁に掲げられる。
児童らは図工室に集まり、地元在住の書家で篆刻(てんこく)家の三田象山(みた・しょうざん)さん(78)の指導で、大きな紙(縦5・4メートル、横10メートル)に墨象(ぼくしょう)の寄せ書きに挑んだ。
すでに紙には三田さんの発案で、児童らが三石小と地元の三石山、三石台区の「石」の3文字を青、緑、赤の3色で下絵を描き、その上に「未来」「希望」「努力」「夢」など、思い思いの言葉をしたためた。
「一期一会」と書いた三嶋章公(みしま・あきひろ)くん(12)は「中学校では新しい友達との出会いが楽しみ。みんなと楽しく、助け合いながら頑張りたいです」と目を輝かせた。
平成28年(2016)から、ゲストティーチャーとして、書道クラブやサマースクールで書道を教えてきた三田さんは、「大小10種類もの筆を遣い、言葉の長短、文字の大小もいろいろ。子供たちは、好きに元気に、よく書けました。今は新型コロナ禍ですが、今の調子でたくましく成長してほしいです」と話していた。
写真(上)は卒業記念の墨象作品に挑む三石小学校の6年生児童=左は指導に当たる三田さん。写真(中)は「未来」と大書し名前を書く女子児童。写真(下)は自らの腰をバネにして「光」と書く男子児童。


更新日:2021年2月26日 金曜日 00:00

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