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紀州へら竿「匠工房」22日開業♡南海・紀伊清水駅

和歌山県橋本市清水の南海高野線・紀伊清水駅の駅舎に完成した、国の伝統的工芸品・紀州へら竿の「匠(たくみ)工房」で2月18日、報道陣向け内覧会が開かれた。希望者がヘら竿作りを体験できる施設で、同22日にオープン。多くの太公望や観光客に喜ばれそう。
紀州へら竿「匠工房」は、南海電鉄=遠北光彦(あちきた・てるひこ)社長、橋本市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長、紀州製竿組合=米田護(よねだ・まもる)組合長が連携、無人駅の同駅舎内の一部(約45平方メートル)で改修・開業する。
へら竿作りは、米田組合長の弟子・小林則康(こばやし・のりやす)さんら竿師3人が交代で指導。通常営業は毎週火、水、木、土曜日の午前8時30分~午後4時30分で、希望者には、へら竿作りの「火入れ」や「穂先削り」、「竹小物(シャープペンシルなど)作り」を体験。竿の一部や竹小物を持ち帰ってもらう。
へら竿作り体験料は1人1回1時間2600円、竹小物作り体験料は同3800円(いずれも税込み)。手作りへら竿の展示・販売エリアは観覧無料で、一部の非売品を除き、購入可能としている。
紀州へら竿は約130年の歴史があり、平成25年(2013)3月、国の伝統的工芸品に指定され、同県内では紀州漆器、紀州桐箪笥に次いで3番目の指定となっている。
米田組合長は「ヘら竿のこと、匠工房が出来たことなど、先ず、橋本の方々に知ってほしい。ここは難波〜高野山の途中駅なので、全国の方々にへら竿作りを体験してもらえる。とくに子供たちには、体験を通して将来、立派なへら竿師になってほしい」と話していた。
予約・申込みは高野山麓ツーリズムビューロー(電話=080・2420・8983)へ。
写真(上)紀州へら竿作り体験イメージ写真。へら竿作りを披露する小林則康さん。写真(下)は完成した素敵な竹小物(シャープペンシル)。


更新日:2021年2月19日 金曜日 00:00

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