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樫の倒木、見事復活♡妙楽寺・愛宕山~四季も豊かに

約38年前の大型台風で倒木した、和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺の愛宕山(あたごさん)で、御神木とも言える樫(かし)の大木が、地元住民の努力で見事よみがえり、令和3年(2021)早春の力強い姿を見せている。
この樫の木は、愛宕山のお堂わきの境内に立ち、昭和57年(1982)8月、紀伊半島を巻き込むように大型台風が襲来した時、高さ約10メートル、幹の直径約40センチの樫の木が、上部から下部まで真っ二つに裂けて、根元が抜けるように横倒しになった。
妙楽寺は弘法大師・空海が創建した嵯峨天皇の勅願所(ちょくがんしょ)で、檀家は誰一人いない寺だが、ただちに地元有志が集まり、小型重機などを使って樫の木を元に立て直し、根元も土に埋め戻した。
この樫の大木、今では、根元が3分裂しているものの、境内にしっかり根付き、高さ約20メートルと約2倍に生長。祠(ほこら)状の内側では、新たな可愛い苗が生まれている。
愛宕山は毎年1月に古いしめ縄や門松、御札などをお焚き上げする「どんど焼き」、8月には計147基の置き灯籠を参道に並べて、ゆかた姿で踊る「地蔵盆・灯ともし」行事が営まれるなど、多くの市民に愛されている。
今、その境内で完全復活した樫の木は誠に神々しく、岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職は、地元有志に感謝し、母・康子(やすこ)さんは「この樫の木は、四季を通じて美しく、とくに夏場は、皆さん木陰で涼まれています。このように復活・生長してよかった」と話していた。
写真(上)は愛宕山のお堂わきの境内で万死に一生を得た樫の木。写真(中)は昭和57年8月の大型台風で倒れたの樫の木の復元作業に取り組む地元住民たち=妙楽寺提供。写真(した)は根元が三つに裂けながらも見事復活した樫の大木。

更新日:2021年2月13日 土曜日 00:00

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