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紀伊半島の土で陶芸作品♡和田さん〜子供らにも教示

自分の生まれ育った紀伊半島の土、石、木を使うという、全国でも珍しい陶芸家がいる。和歌山県高野町平原の「平原窯(ひらはらがま)」の和田直樹(わだ・なおき)さん(39)で、地域の子供たちにも、その陶芸の素晴らしさを体験させている。
和田さんは1月22日、橋本市の県伊都振興局で開かれた記者懇談会で、子供たちの作品を披露しながら「今年は高野町花坂で、子供たちの作品展を開きたい」と希望を語った。
和田さんは同県かつらぎ町出身で、平成22年(2010)、高野町在住の陶芸家・三星善業(みつぼし・よしなり)さんに師事。同25年(13)には、自ら穴窯(あながま)を築造して、同31年(19)以降は、子供たちの陶芸指導にも取り組んでいる。
和田さんの陶芸への挑戦は、地域素材を活用した、心豊かな陶芸作品づくり。紀伊半島は昔、瓦や須恵器の産地だったが、今は途絶えている。そこで身近な土、石、木による焼き物づくりに重点を置き、その経験の大切さを子供たちにも教えている。
和田さんは紀伊半島の多種多様の土を収集。創意工夫して混ぜた土や、釉薬(ゆうやく)を使って、茶碗や板皿、盃などを製作。
これまで霊峰・高野山を〝美術館〟と見立てた現代アート展「ハッピーメイカー in高野山2013」や「近鉄和歌山店にて二人展」(2017)など数回出展して、鑑賞者の心を惹きつけてきた。
陶芸教室「どろんこキッズのつちしゅぎょう」では、子供たちに土掘り、粘土作り、灰作り、作品作り、窯焚きを指導。昨年夏、高野山・南院で開かれた子供たちの作品展は、多くの人々を感動させた。
和田さんは「先ず、子供たちには、身近でどこにでもある土でも、価値あるものが作れることを知ってほしい。最近は〝商品状態〟のものを選ぶ子供たちに、ぜひ、自分たちで作る経験をしてほしい」と話していた。
写真(上)は子供たちに陶芸の大切さ伝えたいと語る和田直樹さん。写真(中)は紀伊半島の土や石などを活用した陶芸作品=最前列は子供たち、後列は和田さんの作品る写真(下)は個性豊かな陶芸家・和田さん=伊都振興局で。

更新日:2021年1月23日 土曜日 00:00

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