ニュース & 話題

風船飛ばして、子供ら元気に♡九度山住民クラブ企画

新型コロナ禍の中、子供たちの健やかな成長を願う「風船飛ばし」(バルーンリリース)が、和歌山県九度山町の小・中学、保育・幼稚園と、地域住民の間で行われることになった。
企画した九度山住民クラブの阪井賢三(さかい・けんぞう)会長は「子供たちは地域の宝であり、郷土の自然、伝統、文化を継承する、私たちの未来です」と、風船飛ばしに思いを込めている。
同町は戦国武将・真田幸村が、大坂出陣までの14年間、閉居した里だが、昨春は新型コロナ禍のため、伝統行事の「真田祭り」は中止。同住民クラブ主催の「町家の人形めぐり」も開けなかった。
とくに子供たちは、夏休み短縮や学校行事も中止となり、ストレスが溜まっているので、同クラブは何とか元気づけようと、「風船飛ばし」を企画した。
環境にやさしい天然ゴム製の風船約600個を用意。そこに「感謝 ありがとう!」「優しく やさしくしよう!」「輝く 夢を持とう!」「JAPAN 紀州 九度山」などと印刷。児童・生徒やまちの人々は、希望メッセージを書いた紙製タグを取り付ける。
町と町教委の協力で3月1日午後2時、防災無線を使った合図に合わせて、各校グラウンドやまちの広場、家の玄関などから一斉に風船を放つ。悪天候の場合は翌日に順延される。
一方、今年の「町家の人形めぐり」(4月1日〜5月5日)は、メイン会場の特設展示場を閉鎖し、商店・民家の展示人形は、3密注意で表から観覧できるよう検討する。
阪井会長は「まちは人と人をつなぐ舞台を合言葉にしています。住民同士、訪れる方々との縁を大切にし、繋がりを温めたい」と話していた。
写真(上)は「感謝」など風船に印刷する言葉を披露する阪井会長。写真(中)はバルーンリリースのイメージ写真。写真(下)は高台から展望した九度山町のまちなか風景。


更新日:2021年1月20日 水曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事